手首に装着するウエアラブルPC「WWPC」 - 伊Eurotechが開発

Yoichi Yamashita  [2006/03/16]

伊Eurotechは3月14日(現地時間)、腕時計のように手首に装着するウエアラブルPC「WWPC (Wrist-worn PC)」の開発を明らかにした。Wi-FiやBluetoothを使ったワイアレス通信機能に重点を置いた設計となっている。ターゲット市場は、医療、救急、セキュリティ、ロジスティックスなど。

EurotechはWWPCを「コンテンツ共有、サービスへの常時アクセスなど、ユーザーセントリックなユビキタスコンピューティングを実現できるウエアラブルPC」と説明している。さらに「PCユーザーが求める豊富な機能を、コンパクトにまとめたエルゴノミックなデザイン」をアピールしている。

WWPC

左右、どちらの腕にも装着可能。腕の太さの違いにも対応できるそうだ

バッテリやストラップを省いた状態で重量は約200グラム。作業着の上または内側に簡単に装着でき、作業の邪魔にならない理想的な重量配分になっているそうだ。2セルのリチウムポリマー充電池を使用し、フルモードで6時間、モバイルモードでは8時間以上の利用が可能だという。モーションセンサーを装備しており、ユーザーが手を下げると自動的にスタンドバイモードになるように設定できる。またモーションセンサーと内蔵のGPS機能を組み合わせて、危険な作業現場や登山などでユーザーが動かなくなった際に、その位置情報を自動的に発信するような利用も可能だ。

ディスプレイは65,000色表示のタッチスクリーンで、サイズは72×55ミリ。このほか本体には、キーパッド、ジョイスティック、マイク、スピーカーなどを備える。インタフェースは、USB、802.11b、Bluetooth、IrDAなど。これらを通じて、マイクやヘッドセットなどHID(ヒューマンインタフェースデバイス)を接続できるほか、ホストシステムによるWWPCの管理も可能だ。

搭載CPUについては、低消費電力の組み込みプロセッサという説明のみで明らかにされていない。64MBのSDRAMを内蔵、SDカード用のスロットを備える。OSは組み込み用のLinuxまたはWindows CEをサポートする。

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