PGP生みの親、VoIP向けのP2P方式暗号化プログラム"Zfone"開発、β公開

Phil Zimmermann & Associates LLCは14日(米国時間)、VoIP向けの暗号化プログラム「Zfone」のパブリックベータを公開した。対象プラットフォームはMac OS X 10.4(Tiger)とLinuxの2種、Mac OS X版はコンパイル済のバイナリパッケージとして、Linux版はソースコードとして配布される。

Zfoneは、VoIPの通信内容を暗号化するプログラム。SIP対応のVoIPクライアントを起動する前に動作させておくだけで、同じZfoneを使用するVoIPクライアントとの間の通信が暗号化され、盗聴を防ぐことが可能になる。中央の管理用サーバを必要としないP2P方式を採用、RTP(Real-time Transport Protocol)をDiffie-Hellman鍵交換に対応するよう拡張した新開発のプロトコル「ZRTP」は、現在IETFに標準化提案されている。

今回のパブリックベータ版はPCにインストールする必要があるが、将来的には電話型のVoIPクライアントに組み込まれた形での出荷も見込まれている。なお、ZfoneのWindows XP版は、4月中旬の配布開始が予定されている。

Zfoneを開発したPhil Zimmermann博士は、Eメールクライアントのアドオンなどとして利用されている暗号化プログラム「Pretty Good Privacy(PGP)」の生みの親として知られる人物。暗号技術のパイオニアとして、数々の賞を受賞している。



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