JavaScriptいらず? XUL + Javaでリッチアプリケーション - ZK 1.0.0登場

    後藤大地  [2006/03/02]

    Potixは2月27日(米国時間)、ZKの最新版であるZK 1.0.0を公開した。ZK 1.0.0はJavaで作成されたリッチWebアプリケーションを開発するためのフレームワーク。XUL、HTML、Javaなどのコンポーネントで構成されており、JavaScriptに依存した作りにはなっていないという特徴がある。

    ZK 1.0.0はGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもとで公開されているオープンソースソフトウェア。ZK 1.0.0における主な特徴は次のとおり。

    • 62のXULと82のHTMLコンポーネント
      • タブボックス、グリッド、リストボックス、ツリー、メニュー、データボックス、水平ボックス、垂直ボックス、ウィンドウ、スライダ、オーディオ、イメージ、タイマ、iフレームなど
      • すべてのコンポーネントにおいてドラッグ&ドロップのサポート
      • テキストボックスやデータボックス、intボックスにおいてもリアルタイムに変更に対して対応コンボボックスへの自動補完
      • リストボックスへのライブデータ
      • 各々のコンポーネントへのバリデーション
      • FCKeditorおよびDojoコンポーネントの対応
    • イベントドリブン/サーバセントリックモデル
      • onChange、onScroll、onSelect、onShow、onZIndexなど20のイベントをサポート
      • すべてのイベントリスナはJavaにおいてハンドリングされており、コンパイルされたJavaプログラムからでもBeanShellからでもハンドリングすることが可能
      • すべてのイベントはサーバ側で処理される
    • ZKユーザインターフェースマークアップ言語 (ZUML)
      • プログラミングすることなくZUMLを使ってリッチユーザインターフェースを実現することが可能
      • BeanShellによるスクリプト処理とEL式を使った記述が可能
      • 単純で柔軟度が高いスレッドモデル
      • スレッドセーフなコンポーネントハンドリング
      • サーバサイドモデルダイアログ
      • サスペンドおよびリジュームイベントリスナ対応

    ZK 1.0.0ではブラウザで処理される内容はXULおよびHTMLを基本として構築されている。Webブラウザでリッチアプリケーションを実現する場合はJavaScriptが使われることが多いが、JavaScriptに依存した作りになっていない点がZK 1.0.0のもっとも大きな特徴。

    サーバサイドはJavaで実装されており、処理はすべてサーバ側で行われるようになっている。イベントモデルやスレッドモデルもサーバ側で処理されるようになっており、JavaやBeanShellを使った記述が可能。サーバ側でAJAX処理を実現するフレームワークにはDWRなどもある。DWRはZK 1.0.0と違いWebブラウザ側で主にJavaScriptを使っている。

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