IBM、AJAX Toolkit Framework 初の成果物を公開

    後藤大地  [2006/03/01]

    IBM, Emerging Internet Technologies Groupは27日(米国時間)、IBM alphaWorksにおいてAJAX Toolkit Frameworkの公開を開始した。AJAX Toolkit FrameworkはJavaで作成されたEclipse IDEで動作する開発用プラグイン。DojoやZimbraなどのAJAX実行環境に対する統合開発環境に対していくつもの拡張機能を提供する。

    IBMおよびZimbraは12月20日(協定世界時)、The Apache Incubator Projectに「AJAX Toolkit Framework」を提案。同提案は1月11日(協定世界時)における改訂版でZimbra主導の内容に変更され、かわりにIBMは1月31日(カナダ時間)、Eclipse Web Tools Platform projectに「AJAX Toolkit Framework」を提案している。

    IBMは続いて2月1日(米国時間)、コンピュータ業界の15の重要な位置にあるベンダやプロジェクト同士で協業を実現し、オープンソースコミュニティにおけるAjaxの採用を推進する取り組みを始めると発表した。この取り組みは「Open Ajax」と呼ばれる。Open AjaxではIBMのAJAX Toolkit FrameworkもZimbraのAJAX Toolkit Frameworkも双方ともに活用される方針。

    今回公開されたAJAX Toolkit Frameworkは、これらIBMの取り組みの最初の成果物となるもの。Eclipse IDEで動作するプラグインであり、AJAXアプリケーション開発のための各種機能が実装されている。

    公開されたAJAX Toolkit Frameworkが動作するには次の環境が必要とされている。

    • OS - Windows 2000/XP
    • PC - 1GBディスクスペース、1GBメモリ、1GHz以上のプロセッサ
    • ソフトウェア - Eclipse 3.1.1かそれ以降のバージョン、Eclipse Web Tools Platform 1.0、Java1.4.2 (SunまたはIBM)

    公開されたAJAX Toolkit Frameworkではハイライト表示をおこなうJavaScript編集機能や、組み込みMozillaブラウザ機能によるDOMブラウザやJavaScriptデバッガなどがある。

    IBMは2005年12月末からオープンソースソフトウェアコミュニティに対してAJAX Toolkit Frameworkに関する活動を積極的に推進している。統合開発環境として広い支持を得ているEclipse IDEに対して、AJAX開発の主導的開発環境を提供することで、Eclipse IDEの位置を強固にしようとする背景のほか、WebSpehereへの展開などの戦略もあるとみられる。

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