FreeBSDのKirk McKusick氏・Scott Long氏インタビュー、Podcastで公開

    後藤大地  [2006/02/22]

    Podcastサイト「bsdtalk」において18日(米国時間)および17日(同)、2つのインタビューが公開された。インタビューを受けたMarshall Kirk McKusick氏およびScott Long氏は、ともにFreeBSDコミュニティにおいて重要な人物。

    • Interview with Marshall Kirk McKusick, Computer Scientist and early BSD developer at UC Berkeley. (2006/2/18)
    • Interview with FreeBSD Release Engineer Scott Long. (2006/2/17)

    インタビューは各20分弱。Will Backman氏がインタビューを行っている。公開された内容はそれぞれ次のとおり。

    Interview with Marshall Kirk McKusick

    • Marshall Kirk McKusick氏の、これまでのBSD開発に関する歴史的内容の説明
    • DARPA NET、TCP/IPに関する開発の歴史的背景
    • BSDライセンス策定の背景
    • BSDの対応アーキテクチャの話
    • 同氏が最近興味を持って取り組んでいる、ジャーナリングやSoft Updatesに関するプロジェクトの説明
    • FFSおよびUFSの違いをまとめた同氏の論文に関する説明
    • Windows/Linuxの今後の展開、FreeBSD/NetBSDの今後の展望など

    Interview with Scott Long

    • Scott Long氏とFreeBSDの出会いについて
    • FreeBSD リリースエンジニアリングプロセスに関する説明
    • FreeBSDシステムと、Ports/Packagesシステムなど周辺システムとの連帯の取り方に関する説明
    • FreeBSDセキュリティチームによるサポートについて
    • FreeBSD 5.5に関する説明
    • FreeBSD 6.1に関する説明、6.2/6.3などの展望
    • Apple ComputerがIntelプロセッサ搭載Macをリリースしたことに関する、今後のPowerPCサポートについて
    • DragonFly BSDやPC-BSDなど、周辺プロジェクトとの成果物共有について
    • UFSにおけるジャーナリングやSoft Updatesについて
    • 普段作業しているデスクトップシステムについて

    Marshall Kirk McKusick氏はコンピュータ科学者であり、BSDの初期の開発メンバーとして有名。また、同氏はFFSの開発者でもあり、Softupdatesの関係者として知られている。Scott Long氏は現在、FreeBSD リリースエンジニアリングのまとめ役であり、FreeBSDの顔としての一面も持っている。

    開発段階における情報交換や、成果物の報告などはメーリングリスト、Webサイト、IRCなど、基本的にテキスト情報で発信されることが多い。IRCでは、比較的生の声に近いやりとりができるが、世界中の開発者がIRCで情報を共有するというのは、時差などもあり、実現が難しい現状にある。bsdtalkのように、開発者の声が直に聞けることはめずらしい。また、今回のインタビューは内容もまとまっており、興味深いといえるだろう。

    Podcastは、iTunesなどのアプリケーションを使って、ネットラジオなどの音声情報を自動収集し、iPodに転送しておき、好きなときに好きな場所で録音した番組を聴くシステムのことを指す。自動配信の要として、RSSが使われることが多い。最近ではより広い意味で、RSSなどを通じて自動配信が行われる音声配信システムなどを指し、Podcastという言葉が使われる。一般的に、米国ではiPodなどのポータブルデバイスを使って車内で聴くことが多いが、日本では自宅で聴くことが多いといわれている。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン