LiftPort Group、さらなる宇宙エレベーターの開発テストに成功

    湯木進悟  [2006/02/22]

    米LiftPort Groupは、地球と宇宙空間を結ぶエレベーター「LiftPort Space Elevator」の上空における開発テストが順調に進んだことを発表した。2018年4月12日を運航開始目標に定めて、今後も研究開発が続けられる。

    LiftPort Space Elevatorは、太平洋上の赤道付近にベースとなる海上プラットフォームを設置して、約62,000マイル(約10万キロメートル)上空の宇宙空間まで、カーボン・ナノチューブ製のエレベーターケーブルを伸ばす構想のプロジェクト。実際の運航には、海上のベースより供給される電力で稼動するロボットタイプのリフター「Robotic Lifter」が用いられ、搭乗者や物資を載せて、地球と宇宙空間を往復することが可能になるという。

    すでに同社は、米連邦航空局(FAA: Federal Aviation Administration)の認可を受けて、2005年秋に米国ワシントン州でRobotic Lifterの昇降テストを実施。気球でケーブルをつり上げ、テストを行った。また、2006年2月初旬には、それに続く2度目のテストを米国アリゾナ州で行い、前回の記録を大きく上回る、高度1,500フィート(約457.2メートル)を超える上空まで、Robotic Lifterのテスト運用に成功したと発表している。

    同社のMichael Laine社長は「第2次テストでも成功を収められ、非常に嬉しく思っている。当社が開発を進めてきた技術を、実際に上空でテストしてみることは、宇宙エレベーターを完成させる上で、とても重要なポイントとなる。FAAが協力してくれていることに心から感謝したい」とコメントした。

    なお、今回のテストでは、気球で上空に運んだ「HALE」(High Altitude Long Endurance)プラットフォームを、Robotic Lifter昇降作業中に6時間以上安定して運用することに成功。同社は今後、様々な分野で利用できる成層圏プラットフォームとして、HALEの実用化を目指していく方針を明らかにしている。

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