Jayasoft、ライブラリの依存関係を管理、Ivy 1.3 公開ほか

    後藤大地  [2006/02/16]

    Jayasoftは15日(仏国時間)、Ivy、IvyDE、IvyCruiseのそれぞれの最新版となるIvy 1.3-RC2、IvyDE 1.0 beta 2 (0.9.7)、IvyCruise 1.1を公開したことを発表した。どのプロダクトもJavaで開発されている。

    Ivy 1.3-RC2、IvyDE 1.0 beta 2 (0.9.7)、IvyCruise 1.1ともにすべてThe BSD Licenseのもとで公開されているオープンソースソフトウェア。Ivy 1.3-RC2は依存関係管理ツール、IvyDE 1.0 beta 2 (0.9.7)はIvyをEclipseで使うためのプラグイン、IvyCruise 1.1はIvyで使われているファイルに記述されている依存関係に従ってクルーズ制御を行うためのプラグイン。

    Javaの最大の特徴のひとつは、デフォルトで提供されているコアAPIの豊富さにあり、提供されるコアAPIはメジャーバージョンアップごとに増え続けている。しかし、特定の処理に特化したシステムやアプリケーションを開発する際はコアAPIだけでは粒度が細かすぎるため、目的に応じたライブラリを組み合わせて使う方法が一般的。

    Javaの普及にともない、Javaで開発されたアプリケーションやライブラリは増加し続けている。システムを作る際に2桁におよぶライブラリに依存することになることはめずらしくない。最近は極力スクラッチからの開発をせず、既存の成果物をどこまで使えるかが開発のポイントのひとつにもなっている。

    こうした開発において問題になってくるのが、使用しているライブラリの依存管理。開発はもちろんだが、そればかりではなくデプロイも注目されはじめている背景にはこうした事情がある。

    ライブラリの依存関係管理まで行うツールとしてはApache Maven 2.0が有名。Apache Maven 2.0は統合ビルドツールだが、そのライブラリ依存管理機能には定評があり、最近ではApache AntからApache Maven 2.0を採用する例も少なくない。

    IvyはApache Maven 2.0とは異なり、ライブラリ依存関係管理に特化したシステム。依存関係の調査や視覚化はもちろん、Eclipseとタイアップして依存関係管理機能も提供する。Apache Antと組み合わせて使用することもできるため、Apache Antを使いながら依存関係の管理も行いたい場合にはIvyが有力な候補といえる。

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