米Seagate、垂直記録方式採用の12GB・1インチ型HDD「ST1.3 Series」

 

米Seagate Technologyは2月13日(現地時間)、垂直磁気記録方式を用いた容量12GBの1インチ型ハードディスク「Seagate ST1.3 Series」を発表した。現行の1インチ型HDD製品に比べて50%以上の容量拡大を実現しながら、23%の小型化、30%の省電力化を可能にしたという。2006年第3四半期の出荷を予定している。

ST1.3 Seriesは、サイズが40×30×5ミリ。垂直磁気記録方式は磁気記録面に対して垂直に向くよう磁性体を配置する方式で、記録密度の向上を実現する。同社は昨年6月に同方式を採用した2.5インチ型HDDを発表しており、ST1.3 Seriesが2番目の製品となる。

1インチ型HDDは、小型音楽プレーヤーやスマートフォンなど、携帯機器で利用されている。歩行やジョギングなど常に動きのある中で使用されるケースが多いため、ST1.3 SeriesはHDDに加わる振動を予測して安定した読み込みを実現する「RunOn Technology」を備える。また落下などからプラッタやベアリングを保護する耐衝撃機構「G-Force Protection」を搭載。顧客の要望に応じてドロップセンサーを装備するオプションが用意されている。センサーとの組み合わせによりG-Force Protectionは、落下感知から動作停止・ヘッド格納までの作業をわずか0.3秒で完了できるそうだ。これにより1.5メートルの高さから固いコンクリート面に落としてもHDDは正常な動作を維持できるという。

IDCによると、世界の携帯電話の出荷台数は2006年に前年比7%増の8億5790万台に増加する。また小型メディアプレーヤー市場は2005年から2009年の間に、95%のCAGR(年複利成長率)で成長すると予測する。SeagateのCE部門担当のBrodie Keast副社長は「携帯電話や携帯型のエンターテインメント機器メーカーは、その成長見通しに対応するために、安定性と豊富な容量を提供できるストレージ・パートナーを求めている」とコメントしている。

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