NTTドコモ、日本テレビ、ケータイとTV融合に向け提携、共同でLLP設立

    大川淳  [2006/02/09]

    NTTドコモと日本テレビ放送網は、通信と放送を融合させた事業の展開に向け、業務提携すると発表した。携帯電話とテレビ番組を連携させた新たなサービスなどを共同で検討するとともに、有限責任事業組合(以下LLP)を共同で4月に設立、携帯電話での配信を視野に入れたテレビ番組などのコンテンツへの投資、製作をおこなう。

    両社は、4月から開始される、移動体通信向け地上デジタルテレビ放送「ワンセグ」の、データ放送部分と「iモード」を連動させた、新しいサービスなどの導入を図るほか、日本テレビの提供するコンテンツとドコモが展開している、「Vライブ」、「iモーション」など既存サービスとの連携、日本テレビが提供するイベント事業などで、ドコモの「おサイフケータイ」を活用することなどを検討する。

    また、共同で創設するLLP「有限責任事業組合 D.N.ドリームパートナーズ」は出資金額100億円で、両社がそれぞれ50億円ずつ出資する。設立時期は2006年4月3日となる予定で、存続期間は設立から7年間とする。具体的なコンテンツへの取り組みは、このLLPで検討していく意向だ。両社は、資金とともに、技術やコンテンツについてのノウハウをLLPに投じ、LLPは、テレビ番組、映画などを製作、携帯電話、インターネットに供給する。

    これまで両社は「ワンセグ」をはじめ、放送と通信の連携についての可能性などをめぐりさまざまなな検討をしてきており、今回の提携にあたり「メディア環境が急速に変化するなか、日本テレビとNTTドコモでは、放送と通信が相互に連携することにより新たなコンテンツを創出し、より魅力あるサービスなどの提供を行なうこと、また両社の持つノウハウを共有し、より強固なパートナーシップを推進していくことが必要であると考え、今回の業務提携ならびにLLP設立の合意に至った」としている。NTTドコモは、2005年12月には、通信、放送が連携した新サービスの開発検討を目的に、フジテレビに2.6%出資しており、放送業界との提携関係強化を進めている。

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