2005年のHDD出荷台数は25%増、メーカー別ではSeagateが首位

    Yoichi Yamashita  [2006/02/07]

    2005年のハード・ディスク(HDD)市場は、PCとデジタル家電に対する高い需要を反映して、出荷台数が前年を25%上回った。

    米TrendFOCUSが2月6日(現地時間)に発表したHDD市場調査の結果報告によると、2005年のHDD市場の売上高は280億ドルで前年比18%増。出荷台数は3億8000万台で、04年の3億500万台から25%の増加となった。PCやサーバなどのコア市場に対する安定した需要が出荷台数の伸びにつながったという。特にノートPC向けの2.5インチHDDの成長が目覚ましく、前年比45%増となる出荷台数770万台だった。デスクトップPC向けHDDの出荷台数は2億1400万台を超え、エンタープライズ向けは2600万台以上で前年比11%増だった。

    一方、小型音楽プレーヤー、DVR、ゲームコンソールなど家電製品向けのHDD出荷台数は全体の16%だった。昨年の調査でTrendFOCUSは20%程度を予想していたが、Appleが「iPod shuffle」「iPod nano」などフラッシュメモリー搭載音楽プレーヤーを投入したことで、HDD搭載音楽プレーヤーの伸びが抑えられた。「Appleが(HDD搭載の)iPod mini戦略を維持していれば、さらに数百万台のハードドライブが出荷されていただろう」とTrendFocusのMark Geenen社長。「音楽プレーヤーの路線変更は小型HDDの予測を狂わせる結果となったが、他の家電デバイスは2010年頃までHDDを利用し続けるだろう」と述べる。

    メーカー別出荷台数では、Seagateが1億800万台(シェア28.3%)で首位。2位Western Digital(シェア17.4%)、3位Hitachi GST (15.4%)と続く。Seagateは昨年12月にMaxtor買収を発表しており、HDD市場における盤石な地位を築こうとしている。その一方で「Hitachi、Samsung、Toshiba、Fujitsuなど、アジアのメーカーが揃ってシェアを維持または伸ばしているのは興味深い」とGeenen氏はコメントしている。

    2006年も順調なペースが維持され、この状態が今後数年は続くとTrendFOCUSは予測する。

    ・HDD市場のメーカー別シェア(出荷台数ベース)

    2005200404年比
    Seagate28.3%26.9%+1.4%
    Western Digital17.4%17.9%-0.5%
    Maxtor13.9%17.6%-3.7%
    Hitachi GST15.4%15.3%+0.1%
    Toshiba8.9%7.2%+1.7%
    Samsung8.7%7.6%+1.1%
    Fujitsu6.3%5.8%+0.5%
    その他1.2%1.7%-0.5%

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