「Samba 4」のテクノロジープレビュー公開

    海上忍  [2006/01/25]

    Sambaチームは24日(米国時間)、ファイル/プリンタ共有ツールSambaのテクノロジープレビュー版「Samba 4.0.0TP1」を公開した。ソースコードは同チームのWebサイト経由で配布される。本稿執筆時点では、コンパイル済のバイナリは提供されていない。

    Samba 4はSamba 3と平行して3年にわたり開発が続けられてきたSambaの次期バージョン。アクティブディレクトリへのログオンと管理用プロトコルに対応するほか、LDAPサーバとKerberosサーバがビルトインされたドメインコントローラが実装されている。WebブラウザからSambaを管理するためのツール「SWAT」も改良され、ユーザフレンドリーなインターフェイスに変更された。ほかにも、仮想ファイルシステムの改良によるWindowsクライアントとの互換性向上、スクリプト言語用インターフェイスの追加によりJavaScriptを使ったプログラムでSambaにアクセス可能となるなど、多数の機能が追加されている。

    Sambaチームは、今回のテクノロジープレビュー版はプレアルファ版であり、運用中のSamba 3サーバをSamba 4へバージョンアップすることは勧められないこと、既存のSambaサーバからアップグレードする場合には全構成とデータをバックアップすることを推奨している。また、ACL(Access Control List)のサポートが不完全なため、SWATの安全が保たれないことについて注意を促している。

    Sambaは、Windowsのファイル/プリンタ共有機能のフリーな実装系。SMB/CIFSやNetBIOS over TCP/IPなどのプロトコルのほか、WINSサーバやNTドメインログオン機能といった複数のサービスで構成される。GPL準拠のオープンソースソフトウェアであり、多くのUNIX系OSで利用されている。

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