ローランド、NAMM Show 2006に出展する新製品を発表

    大坪知樹  [2006/01/21]

    アメリカ・アナハイムで19日~22日(現地時間)に開催される世界最大規模の楽器展示会、NAMM Show 2006。日本では一足早く19日に、出展企業のひとつであるローランドより、NAMM Show 2006で展示される新製品が発表された。

    EDIROLブランドでは「Cakewalk Instruments Series」として3種類のソフトウェアシンセサイザが発表された。DXiやVSTiといったプラグイン形式に対応しており、同社の「SONAR」をはじめとして、各種DAWソフトなどで利用できる。

    「ZETA+」はウェーブシェイパー搭載オシレータを6基装備するウェーブ・シェイピング・シンセサイザ。内蔵エフェクトをオーディオエフェクトして活用することも可能、Windows 2000/XP対応でDXi/VSTiプラグインに加え、スタンドアロン版も収録されている。

    「DIMENSION PRO」は7GBにも及ぶライブラリが付属するサンプルプレイバックシンセサイザ。音色を作り込むためのモジュレータやエフェクトを装備している。

    「RAPTURE」は各オシレータに2系統のフィルタを搭載する、6オシレータ・ウェーブテーブルシンセサイザ。グラフィカルなモジュレーションコントロールや、ホストアプリケーションに同期可能なパラメータのステップシーケンス機能が用意されている。DIMENSION PROとRAPTUREはWindows/Mac両対応でWindowsはDXi/VSTi、MacはVSTi/AU/RTASのプラグイン形式をサポートしている。

    本体内蔵の高品位ステレオマイクで最大24bitのリニアPCM録音が可能なWAVE/MP3レコーダ「R-09」

    「R-09」は本体に高品位なステレオマイクをはじめとした高音質化回路を内蔵したWAVE/MP3レコーダ。コンパクトなサイズでありながら、本体のみで最大24bitのリニアPCM録音が可能、ディスプレイは視認性の高い有機ELだ。またUSB2.0ポートを搭載し、レコーディングしたデータをPCに転送することが可能。詳細は不明だが、用意されるオプションにより、用途に応じた拡張も可能となっている。

    新開発のソング・レコーダーを備える最大同時発音数128音のシンセサイザ「JUNO-G」

    「JUNO-G」は最大同時発音数128音、ステレオオーディオトラックを4トラックレコーディングできるソング・レコーダーを内蔵したシンセサイザ。7系統のエフェクトにはマルチエフェクトも含まれ、SRXシリーズ用拡張スロットやUSBポートも備えている。

    専用フィルタ内蔵外部入力端子などを備え、本格的なサウンドの作り込みが楽しめるアナログ・モデリング・シンセサイザ「SH-201」

    「SH-201」は2系統のオシレータ、モジュレータ、専用エンベロープを備えるフィルタ、アンプ、そして2系統のLFOを装備するアナログ・モデリング・シンセサイザ。最大同時発音数は10音で、32のプリセットパターンを持つアルペジエータや、スライダーなどの動きを記録できるモーション・レコーダー、オーディオ/MIDI両対応のUSB端子なども備えている。

    「VP-550」はコンパクトながらも声をリアルで高品位に演奏できるボーカル&アンサンブルキーボード。ヒューマン・ボーカル・モデリング技術によるボーカル・デザイナーと、高品位PCM音源のアンサンブルパートを搭載しており、ライブ演奏で威力を発揮するという。全機能がパネルに配置されており、操作性が高いのも特徴だ。

    タッチセンス付きムービングフェーダーを備えるGROOVEBOXシリーズの新モデル「MC-808」

    GROOVEBOXシリーズにはタッチセンス付きムービングフェーダーを8本備える「MC-808」が登場、最大発音数は128音で、200種類以上の新規パターン、896パッチ、128リズムセットを備えている。サンプラー・セクションはメモリ最大拡張時にはモノラルで約102分の録音が可能、レコーダ的な活用も可能だという。エフェクトは6系統が同時使用可能だ。

    「JUNO-G」や「Fantom-X6/X7/X8」といった対応シンセサイザに装着することで音色を拡張できるウェーブ・エクスパンション・ボード「SRXシリーズ」には「SRX-12」が追加された。定番モデル3機種を全鍵マルチサンプリングしたエレクトリックピアノ音色、そして高品位クラビ音色が収録されている。

    デジタルモデリング技術により、リアルなアコーディオンサウンドを実現しているVアコーディオンには、中型サイズで軽量なモデルとして「FR-3/3s」が加わった。上位モデルの「FR-7」と同様にアコーディオン専用に開発されたPBM音源を搭載、右手37鍵、左手120ベースを装備して10種類のアコーディオン音色、そしてオーケストラ音色が演奏可能だ。なおFR-3sは本体にスピーカーを搭載、FR-3は未搭載となり、電池駆動も可能となっている。

    アコースティック・ドラムに取り付けることでVドラム音源を演奏可能となる、アコースティック・ドラム・トリガーの「RTシリーズ」はリニューアルされ、「RT-10K(キック)」「RT-10S(スネア)」「RT-10T(タム)」と3種の製品が発表された。いずれも軽量で耐久性の高いケース素材と、ダイナミックレンジの広い高精度センサーを新たに採用、メッシュヘッドでの使用も可能となっている。

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