オラクル、マルチコアプロセッサの新ライセンスポリシー適用、国内でも

 

日本オラクルは16日、国内におけマルチコアプロセッサに対応した新しいライセンスポリシーを適用することを発表した。新しいライセンスポリシーは2006年2月13日より適用開始される。

同社はこれまで原則として、オラクルのデータベース製品やアプリケーションサーバ製品のライセンスは、プロセッサのコア数すべてを独立したプロセッサとみなしてライセンスの対象としてきた。昨年はライセンスポリシーを軟化、AMD/IBM/Intel/Sunなどの提供するマルチコアプロセッサに対応したライセンスポリシーを発表している。

今回新たに発表されたライセンスポリシーでは、使用するハードウェアの種類に応じた係数が提供されることになる。実質的に、Sun/AMD/Intelの提供するマルチコアプロセッサにおけるライセンス料を軟化させた形になった。発表された新しい係数は次のとおり。

新ライセンスポリシー: ハードウェアの種類に応じたライセンス数を算出するための係数

  • シングルコアのプロセッサ: 1.00 (従来どおり)
  • AMD/Intelのマルチコアプロセッサ: 0.50
  • UltraSparc T1: 0.25 (Sun Fire T1000 Server/Sun Fire T2000 Serverなど、サーバ指定あり)
  • それ以外のマルチコアプロセッサ: 0.75(従来どおり)

たとえば、8つのコアに対してIBM、AMDまたはIntel、Sun UltraSparc T1などのマルチコアを搭載したサーバを使用している場合のライセンスは次のようになる。

  • IBMマルチコアサーバ: 6プロセッサライセンス(8×0.75)
  • AMD/Intelマルチコアサーバ: 4プロセッサライセンス(8×0.50)
  • Sun UltraSparc T1サーバ: 2プロセッサライセンス(8×0.25)

同社はこれによって、ハードウェア間のコストパフォーマンスの不均衡を改善し、実行されるハードウェアの種類に依らず、オラクルのデータベース製品やアプリケーションサーバ製品のパフォーマンスを効率的に享受できるようになったとしている。

選定されたプロセッサは、普及率や顧客からの要望を反映したものだという。マルチコアPowerPCに対しては「そのほかのマルチコアプロセッサ」で対応、0.75の係数となる。同社によればMac OS Xで動作するオラクルのデータベース製品のシェアは増え続けているが、全体としての割合からすると、まだ少数でしかないという。

今回の発表は、11月19日(米国時間)にOracleより発表された新ライセンスポリシーを反映した形。シングルコアによるプロセッサの性能向上はすでに限界が見えており、今後数年でマルチコアベースのプロセッサが普及する見通し。マルチコアに対するソフトウェアのライセンス体系がどうなるかは、現在業界全体で活発に議論が行われている状況。



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