ついに1.0! Ruby on Rails

David Heinemeier Hansson氏は13日(米国時間)、Ruby on Railsの最新版にして初のメジャーリリースとなるRuby on Rails 1.0を公開した。Ruby on Railsは2004年に最初のパブリックリリースが行われてから1年半経過しての待望のメジャーリリース。

Ruby on Rails 1.0はオープンソースソフトウェアのWebアプリケーションフレームワーク。オブジェクト指向のスクリプト言語Rubyを使って作成されたWebアプリケーションフレームワークで、数少ない作業ですぐに動作するWebアプリケーションを作成できるという特徴がある。

Ruby on Rails 1.0はRuby 1.8.2での動作が推奨されている。Rubyの現行のバージョンは1.8.3だが、Ruby on Railsプロジェクトでは24日に予定されているRuby 1.8.4が公開されるまではRuby 1.8.2で使うことを推奨している。ただし、Ruby 1.8.2にはいくつかのセキュリティホールが存在するので、Ruby開発プロジェクトから提供されるパッチを適用する必要がある。また、Ruby on Rails 1.0のインストールはRubyパッケージマネージャであるRubyGemsを使うことが望まれている。

Webアプリケーションフレームワークはいくつもあるが、最近開発が活発に行われているWebアプリケーションフレームワークはJavaを使ったものが多い。Ruby on Railsは、RubyがJavaとは言語の特性が異なることもあるが、多くの点で違ったアプローチをとっている。Ruby on Railsでは構造的なフレームワークにとどまらず、処理を行うテンプレートを自動生成するツールとともに使用する。データベースの準備を行い、railsコマンドでテンプレートを自動生成すれば、そのまま動作するシステムが作成される。あとは成果物に手を加えることで目的のシステムを構築するといったことができる。

Ruby on Railsにおいて実践されたいくつかの方針は、ほかのWebアプリケーションフレームワークにも影響を与えている。データベースの扱いが従来のWebアプリケーションフレームワークのアプローチと異なっているため、既存のシステムをRuby on Railsで置き換えるといった用途には向いていないが、最初から構築する場合には高速な開発環境となる。

11月26日(米国時間)には、EclipseベースのRuby on Railsの統合開発環境であるRadRails 0.5.0.1が公開されている。Webアプリケーションフレームワーク全体の割合からするとRuby on RailsはJavaのWebアプリケーションフレームワークよりも少数だが、すでにいくつものサイトで稼働しており、今後も発展するとみられている。



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