康佳、欧米大手と提携でテレビ新技術分野へ

中国の家電メーカーである康佳集団(KONKA)はこのほど、アメリカのGenesis Microchip、伊仏合弁のST Microelectronicsとの戦略的技術提携をそれぞれ発表した。

康佳集団とGenesis Microchipとの技術提携は「康佳ーGenesis連合実験室」を通じて展開される。目的は、デジタルハイビジョン用システムドライバ、及びデジアナ一体化のシステムを含む新世代デジタルハイビジョン・フラットテレビ用プラットフォームの共同開発だ。

新システムのプラットフォームは、DVI、HDWIなどのハイビジョン・マルチメディアインタフェースを含む最先端のハイビジョン送信規格をクリアした上、まもなく出されるディスプレイ・ポートのデータ送信規格をもサポートできる。双方とも、新プラットフォームがフラットテレビの情報機器化を強化し、ネットワーク化の進展を加速させることを狙っている。

この提携の2カ月前、康佳集団はST Microelectronicsとの技術協力提携を発表している。伊仏合弁のST Microelectronicsは世界一位のデジタルテレビ用半導体メーカーであり、STB用ICの販売では世界市場のシェアが70%を越えている。両社の技術提携は、新世代32ビットデジタルテレビの開発や、1チップのデジアナ一体型システムの共同開発により、既存の2チップ式デジタルテレビの技術を乗り越えることを目指したものだ。

康佳集団副総裁である陳躍華氏は「技術分野での戦略的提携により、デジタルテレビと、フラットテレビという二つの主要市場で着実な基礎を築き上げ、市場で戦略的ポジションを獲得する」と述べる。

一方、Genesis Microchipの肖萌氏は、今後3~5年の間にデジタルハイビジョンテレビが一般消費者にこれまでとは異なる全く新しいエンターテイメントの体験をもたらし、市場全体をリードする製品になるという予測を述べながら、「康佳とGenesisは中国のフラットテレビ市場での重要なパートナー。ともに技術や市場などで優れた力を持っている。康佳と様々な分野において緊密な協力をすることで、新技術の応用と普及を加速することを期待している」と語った。

中国国内の業界筋によれば、現在フラットテレビは1920×1080の物理的解像度へ、ハイビジョン番組も1920×1080レベルでの実用テレビ放送に向かって進んでいる。EVDハイビジョン・レーザープレーヤー及び次世代のレーザープレーヤーがやがて1920×1080のテレビ番組用リソースを提供できるようになるのも時間の問題で、デジタルテレビの普及後、次の技術テーマは間違いなくインプットからアウトプットまで全過程ハイビジョンのデジアナ一体化システムの開発になると看做されている。

康佳が立て続けに発表した海外有力企業との技術提携は、家電の情報化を推進する基幹プラットフォームを構成するデジタルテレビとフラットテレビでいち早くコア技術を吸収し、いち早く戦略的ポジションを獲得しようという試みであろう。今後の動向が注目される。



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