JFreeChart、JamVMやGNU Classpath、Cairoなど、OSSのみで動作

    後藤大地  [2005/12/13]

    The JFreeChart Projectは6日(現地時間)、JFreeChart 1.0.0がすべてオープンソースソフトウェアで構成された環境において動作することを確認したことを発表した。JFreeChart 1.0.0を実行するために使用されたオープンソースソフトウェアは次のとおり。

    • JamVM version 1.4.0
    • GNU Classpath latest version from CVS
    • Cairo version 1.0.2
    • Java-Gnome
    • JFreeChart version 1.0.0
    • CairoGraphics2D.java
    • CairoImage.java

    JamVM 1.4.0はJava仮想マシン、GNU ClasspathはJava APIの実装、Cairoはベクタグラフィックライブラリ。The JFreeChart ProjectはGNU ClasspathやCairoがJFreeChartを実行するために十分な状況に達したとし、関連プロジェクトに感謝の意を表明している。

    Javaが採用されたプロダクトやプロジェクトは増え続けている。Javaをオープンソースソフトウェアとして公開するように求める意見があるが、現在のところ、Sunは互換性を確保するという観点からJavaをオープンソースソフトウェアとして公開する意向はないとし、策定プロセスをオープンにしたり、ライセンスをオープンソースとの互換性をたかめるなどして対処を続けている。

    しかし依然としてオープンソースプロジェクトにおいては、基盤となるJavaがオープンソースソフトウェアにならないことに関して疑念を抱いているところが少なくなく、Javaで作成されたプロダクトの採用を拒んだり、Sunから提供されてるJavaを使わないで済ませる方法を模索しているものがある。The JFreeChart Projectによる発表も、そうした流れのひとつ。

    OpenOffice.org 2.0においてJavaに依存した機能が増えるという点で、Javaの在り方に賛同を示すプロジェクトとそうでないプロジェクトがはっきりと表示された。5月6日にはオープンソースソフトウェアのJava SE実装を目指すプロジェクトとしてThe Apache Harmony Projectが提案されるなど、最近とくに活発になっている。今後こういったフルオープンソースソフトウェアで動作するといった報告は増え続けると予想される。

    なおJFreeChart version 1.0.0は、2日(現地時間)、The JFreeChart Projectによって公開されたグラフィックライブラリ。Java 1.3以降の環境で動作し、GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1のもとオープンソースソフトウェアとして配布されている。

    図.1 JFreeChart デモンストレーション – 円グラフ

    図.2 JFreeChart デモンストレーション – 棒グラフ

    図.3 JFreeChart デモンストレーション – 時系列グラフ

    図.4 JFreeChart デモンストレーション – フィナンシャルグラフ

    図.5 JFreeChart デモンストレーション – 複合グラフ

    図.6 JFreeChart デモンストレーション – スパイダーグラフ

    JFreeChart version 1.0.0は豊富な機能を備えているうえ、動作も高速で軽快。同梱されているデモンストレーションアプリケーションで利用できる機能を閲覧することができる。

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