DOMとSAX両方の特徴を備えた新しいXMLオブジェクトモデル - XOM 1.1

後藤大地  [2005/12/06]

Elliotte Rusty Harold氏は1日(米国時間)、XOMの最新版となるXOM 1.1を公開した。XOM 1.1は新しいXMLオブジェクトモデル。データ処理の正確さ、簡単さ、高性能などを実現することを目的としたXMLを処理するツリーベースのAPI。XOM 1.0と後方互換性を保ちつつ、新しい機能を追加している。サポートしている機能はXML、XPath、XSLT、XInclude、xml:id、Canonical XMLをサポートなどで、DOM/SAXとの相互変換も可能。

XOM 1.1はGNU Lesser General Public License Version 2.1のもとオープンソースソフトウェアとして公開されている。とくにデュアルストリーミング/ツリーベースAPIとして設計されているという点において特徴的。個々のノードはドキュメントのビルド中であっても処理することができる。平行して処理が可能であるため、XMLに関する作業を迅速に処理することができる。

XOM 1.1は動作するにあたってXerces、Piccolo、Crimson、GNU JAXP、Oracle XML Parser for Java、TrAXなどのライブラリやアプリケーションを使用している。

XOM 1.1における主な変更点は次のとおり。

  • パフォーマンスの改善。一般的な操作において2倍から4倍の高速化
  • メモリ使用量の軽減化
  • XPathクエリのサポート
  • xml:idのサポート
  • Documentサブセットの正規化
  • Exclusive XMLの正規化
  • XSL transformsへパラメータ渡し機能を追加
  • DocTypeへsetInternalDTDSubsetメソッドの追加
  • インターナルDTDサブセットにおいてエンティティの宣言が保存されるように変更
  • 各種バグの修正

XOM 1.1における新機能のうち、とくにXPathのサポート追加が注目される。同氏はXOM 1.1がXPathをサポートしたことで、もはやXOM 1.1の代わりにJDOMやdom4jを採用する理由は見当たらないとしている。

XOM 1.1は簡単に学習し使うことができるよう設計されている。素直に動作するように作られているため、学習が容易になっている。すでにXMLを処理する方法をとっているのであれば、XOM 1.1はすぐにでも使えるようになるとされている。

XMLを扱う基本となるAPIはDOMとSAX。それぞれ特徴があり、利点と欠点がはっきりしている。このため用途によっては使いにくく、両方の特徴を備えたAPIも必要とされている。DOMとSAXの両方の特徴を備えたAPIにJDOMやdom4jなどがあり、XOMもそういったAPIのひとつ。XML処理の実行速度がシステムのボトルネックになることも多く、高速に動作する便利なAPIは常に必要とされている状況。XOMはとくにこの分野で注目にあたいするAPIといえる。



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