Nokiaが3G端末3モデルを発表、今後の携帯電話市場の見通しも

携帯電話メーカー最大手のNokia(フィンランド)は12月1日、3G端末3機種を発表した。初の1900MHz帯WCDMAサポート端末となる「Nokia 6282」、マス向けGSM/WCDMA端末の「Nokia 6233」、そして同機種の英Vodafone向けカスタマイズバージョンとなる「Nokia 6234」の3機種だ。

北米向け「Nokia 6282」ではWCDMA 1900MHzをサポート

スライド式ボディのNokia 6282は、GSM(850/1900/1800MHz)に加え、1900MHzのWCDMAもサポートした端末。1900MHzのWCDMAサービスは米国で2006年に開始が予定されており、米Cingular Wirelessなどが開始計画を明らかにしている。Nokiaによると、WCDMAでこの周波数帯をサポートした端末は初めてとしている。携帯電話で世界最大のシェアを誇る同社だが、北米市場ではライバルの米Motorolaにトップの座を譲っている。同社は、同端末で北米市場向けの製品ラインナップ強化を図る。

Nokia 6282は、320x240ドット、262,144色表示可能な2.2インチGVGA画面を持ち、背面にはビデオ撮影も可能な1メガピクセルカメラを搭載、8倍ズームが可能。サイズは100x46x21mmで、重さは115g。ユーザーインタフェースには同社の「Series 40 Platform 3rd Edition」を採用している。

MP3/AAC/M4A/eAAC+などのフォーマットをサポートし、リッチメディアな3Gコンテンツを楽しめる。端末にはFMラジオ、デジタル音楽プレイヤー、ブラウザを搭載しており、ホットスワップ可能なminiSDカード用スロットによるメモリ拡張も可能。USB 2.0をサポートしており、PCなどと接続できる。

また、SyncMLを組み込むことで、カレンダーやアドレス帳などのデータも同期できる。"アクティブスタンバイモード"では、アイドル状態の画面にカレンダーやTo-Doリストを表示したり、利用頻度の高いアプリケーションへのアクセスを提供するよう設定できる。

バッテリ持続時間はGSM時が10日間、WCDMA時が8日間、連続通話時間はGSM時が4時間、WCDMA時が3時間。アメリカ市場に向けて2006年第1四半期に投入する。どのオペレータが提供するのかや価格などの情報は公開されていない。

マス向け3G端末「Nokia 6233」

Nokia 6233

Nokia 6234

Nokia 6233は、欧州・アフリカ、アジア市場向けに提供するストレートタイプのGSM/WCDMA端末。8倍ズーム可能な2メガピクセルカメラを搭載し、色は黒とシルバーの2色を用意した。サイズは108x46x18mmで、重さは110g。内蔵メモリは70MBで、microSDカードにより最大2GBまでメモリ拡張が可能。ユーザーインタフェースは「Series 40 Platform 3rd Edition」を採用した。Nokiaでは同端末をミッドレンジ3G端末と位置づけており、マス市場を狙う。

リアルタイムで撮影した動画や端末に格納した動画を通話相手と共有できる"Video Sharing"、MP3/MP4/eAAC+/AACフォーマットをサポートした音楽プレイヤー、Visual Radio、FMラジオ、などのマルチメディア機能を持つ。メッセージングでは、SMTP、POP3、IMAP4などの電子メールプロトコルをサポート、SMS、MMS、プッシュツートークも可能だ。Wireless Villageなどのサポートにより、相手のオンライン状態が分かるプレゼンス機能もある。また、SyncMLのサポートにより、To-Doリスト、カレンダーなどとの同期化も可能。Bluetooth、USB 2.0もサポートした。

バッテリ持続時間は約340時間(約2週間)、連続通話時間はGSM利用時が4時間、WCDMA利用時は3.1時間。予想価格は325ユーロで、2006年第2四半期に欧州市場より発売を開始する。

Nokiaはこのほか、同機種をVodafone向けにカスタマイズした「Nokia 6234」も発表している。Nokia 6234では、Nokia 6233のスペックに加え、Vodafoneのソフトウェアを事前搭載している。価格は非公開で、2006年第1四半期に出荷を開始する。

携帯電話市場は今後も堅調

同社は、これらの発表を米ニューヨークで開催した年次イベント「Nokia Capital Market Days」にて行った。

このイベントで同社は、世界の携帯電話市場の見通しも発表している。それによると、2006年の携帯電話市場は10%増で成長する予想という。同社では、2005年の携帯電話総出荷台数予測を7億8000万台としている。また、世界の携帯電話サービス加入者は、2008年に30億人を超える見込みで、当初同社が打ち出していた2010年に30億人という予測を上方修正した。

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