BEA/IBM/Oracle/SAP/ZendなどSOAサービス統合簡素化技術SCA & SDO

    後藤大地  [2005/12/03]

    BEA Systems、IBM Corporation、IONA Technologies、Oracle、SAP AG、Siebel Systems、Sybase、Xcalia、Zend Technologiesは30日(協定世界時)、SOA(Service-Oriented Architecture)におけるアプリケーション開発をより簡略化するための2つの仕様、SCA(Service Component Architecture)およびSDO(Service Data Objects)の策定などに関して協力することを発表した。SCAもSDOも従来から策定が進められていた規格。今回各社共同で発表を行うことで、SCAおよびSDOの普及を促進する狙いがあるとみられる。SCAおよびSDOはロイヤリティフリーで提供される。

    30日現在、SCAはSCA revision 0.9、SDOはSDO 2.01が公開されている。

    • A Language Neutral Assembly Model specification to simplify the development and usage of Business Services called: "Service Component Architecture"
    • A Java Language specification for implementing SCA service components
    • A C++ Language specification for implementing SCA service components
    • A Java Language Service Data Objects specification describing a common rendering methodology for data exchange between clients and services
    • A C++ Language Service Data Objects specification describing a common rendering methodology for data exchange between clients and services

    SCAは再利用可能なビジネスロジックを表現するためのモデルを提供する。SCAが表現するビジネスロジックは特定の技術にコミットするものではなく、汎用的に用いることができる。SCAはまた、サービスを組み合わせてビジネスソリューションを構築するためのモデルも提供する。その際、セキュリティやアクセス権限の制御のような機能であっても、アスペクトを使って横断的な操作が可能。

    SDOは種類の違うデータのアクセスするための共通化された方法を提供するを規定するもので、SCAの実現をサポートする。SDOを利用することで、多種類におよぶビジネスデータへのアクセスを画一化し、アクセスに関する実装にかかるコストを軽減することができる。SCAおよびSDOは、SOAでともに使用するように設計されている。SCAはSOAにおいてコンポーネントとして実装され、SDOはSCAコンポーネント間のデータのやりとりを表現するものとして使用される。

    エンタープライズシステムを構築する基盤技術として、SOAが普及しつつある。SOAはサービスを組み合わせることでシステムを構築する方法で、ビジネスの要求の急激な変化に対しても柔軟に対応しやすい仕組みだとみられている。各社、それぞれのオープンスタンダードに対応した製品を提供しているが、SCAおよびSDOはそういった仕様のひとつといえる。

    SOAでは、どのようにサービスを関連づけるかということが、システム構築における要となる。SCAおよびSDOという共通の仕組みが強調することで、サービスの連携にひとつの方法論が提供されたことになる。

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