Sleepycatの旗艦データベース - Berkeley DB 4.4 公開

    後藤大地  [2005/12/02]

    Sleepycat Softwareは29日(米国時間)、Berkeley DBの最新版となるBerkeley DB version 4.4を一般公開したことを発表した。Berkeley DBはSleepycat Softwareの旗艦であるオープンソースデータベース製品。世界中の2億をこえる機器で使用されているという。

    Berkeley DB version 4.4ではメモリ内レプリケーション、クライアント間レプリケーション、スロットや遅延シンクロナイゼーションのコントロール、マスターエレクションスピードアップなどの新しい機能が追加されている。新しく追加された機能にはオンラインBツリーコンパクションやディスク再利用、不要になったロックの削除、自動リカバリシリアライゼーション、ホットバックアップアップユーティリティなども含まれている。

    Berkeley DB version 4.4における主な新機能は次のとおり。

    • メモリ内レプリケーション
    • クライアント間レプリケーション
    • 遅延クライアントシンクロナイゼーション
    • マスターエレクションスピードアップ
    • シンクロナイゼーションスロット
    • オンラインBツリーコンパクション
    • オンラインBツリーディスクスペース再利用
    • オンライン不要ロック削除
    • 自動リカバリシリアライゼーション
    • ホットバックアップユーティリティ

    Berkeley DB version 4.4はオープンソースソフトウェアライセンスと商用ライセンスのデュアルライセンスのもとで提供されている。コストの発生しないオープンソースソフトウェアライセンスのもとでは、オープンソースソフトウェアに組み込んで使用する場合には再利用が認められるが、それ以外の再配布は認められない。商用ライセンスのもとでは、プロプライエタリアプリケーションに組み込んでも再配布することができる。

    Berkeley DBをミッションクリティカルな用途に採用している顧客としてはAmazon.com、AOL、Cisco Systems、EMC、Google、Hitachi、HP、Motorola、RSA Security、Sun Microsystems、TIBCO、VERITASなどが挙げられるという。Berkeley DBはSun Java System Portal Server, Identity Manager and Directory Serverといったエンタープライズシステムでも採用されているほか、MyISAMやInnodbなどとともにMySQLのプラガブルストレージエンジンのひとつとしても採用されている。

    オープンソースソフトウェアデータベースとしてはPostgreSQLとMySQLが有名。しかし、これらデータベースはサーバ用途向けで、組み込み用途には適していない。組み込み用途のオープンソースソフトウェアデータベースとしてはBerkeley DBが代表的であるほか、最近ではApache Derbyにも注目が集まっている。

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