MCJ、イーヤマの事業継承へ

    大川淳  [2005/12/01]

    MCJは、民事再生手続中であるイーヤマとスポンサー契約を締結し、同社の事業を継承すると発表した。イーヤマの保有するディスプレイについての技術、生産ノウハウ、国内外の営業拠点、製品ブランド、資産などを受け継ぐことにより、MCJの液晶ディスプレイ製品領域の強化を図る。

    今回の契約によりMCJは、2006年2月1日にイーヤマとその国内外の関連子会社の優良資産などの営業譲渡、株式譲渡を受ける。MCJでは、これらの譲渡以降の受け皿会社となる新イーヤマ(仮称)は、2007年3月期(2006年4月1日~2007年3月31日)に年間売上高約165億円、経常利益約3億円が目標値となる見込み、としている。

    イーヤマは1953年に創業、70年代初めからカラーテレビ用CRT部品の生産に着手、カラーCRTモニターの生産も手がけ、その後パソコン市場の拡大とともに、パソコン向けディスプレイ事業を拡大、95年にはパソコン本体の生産も開始していた。しかし、パソコン市場の成熟化が進み、パソコン、周辺機器とも価格低下が激化するなか、減収・利益率低下に歯止めがからず財務状況が悪化、自主再建を断念、11月7日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債額は約178億7,800万円だった。同社は申請時点で、MCJとの間で、スポンサーとしての支援を求め条件などの協議に入ったことを明らかにしていた。

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