SCIM IMEngineプロジェクトは29日、SCIM Anthyの最新版となるSCIM Anthy 0.8.0を公開した。SCIM Anthy 0.8.0はSCIMでAnthyを使用するためのSCIM IMEngineモジュール。SCIM Anthy 0.8.0を使用することで、多言語入力プラットフォームSCIMにおいて、かな漢字変換システムAnthyが使用できるようになる。
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図.1 SCIM ステータスウィンドウ |
SCIM Anthy 0.8.0はGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもとオープンソースソフトウェアとして配布されており、SCIM 1.2.0かまたはそれ以降のバージョンで動作する。
SCIM Anthy 0.8.0における主な変更点は次のとおり。
先方予測機能は変換中にタブキーを押すか、図.2のように設定を変更することで図.3のように自動的に表示されるようになる。再変換機能は、再変換したい対象を選択し、Shift-変換キーを押すことで実行できる。なお、キーバインドは変更することが可能。
SCIM IMEngineプロジェクトは基本的に奇数月の29日をリリース日として成果物をリリースしている。SCIM Anthyは今後のリリースで、SKIM対応、インライン単漢字検索機能などを実装し、2006年5月29日にSCIM Anthy 1.0.0の公開を予定している。SCIM IMEngineプロジェクトではSCIM Anthy以外にもSCIM PRIME、SCIM Wnn、SCIM SKK、SCIM Canna、SCIM Tomoe、SCIM Sinhala、ほのかたん、といった各種SCIM IMEngineを開発している。
現在開発が進められている Fedora Core 5 では、SCIMが採用される方針が明らかにされているなど、現在、PC UNIXにおける日本語入力環境は過渡期にある。従来、kinput2およびCannaといった組み合せが広く用いられてきたが、現在ではIIIMF、UIM、immodule、Anthy、PRIME、SCIMなどをキーワードに過渡期にあり、さまざまな組み合せが模索されている状況。中でもSCIM(Smart Common Input Method)はFEPとして、Anthyはかな漢字変換システムとして有力視されており、SCIM AnthyはSCIMでAnthyを使用するための要となるモジュールとして注目されている。
Anthyは辞書管理ツール「霞」、手書き入力パッドツール「Tomoe」など、周辺ツールが充実しつつある。今後も注目しつづける価値があるといえるだろう。
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