Seasar、Webフロントサービスエンジン - Mayaa 1.0.0-beta1公開

    後藤大地  [2005/11/29]

    Seasarファウンデーションは28日、Mayaaの最新版であるMayaa 1.0.0-beta1を公開した。Mayaaは従来Mayaの名称で公開されていたもの。既存の商標との関連における懸念の軽減を意図する目的で、0.9.20の公開時にMayaからMayaaに変更された。

    Mayaa 1.0.0-beta1はHTMLをベースとしたテンプレートによるWebフロントサービスエンジン。HTMLとロジックを分離する機能を提供する。Seasar Sandboxプロジェクトのひとつであり、オープンソースソフトウェアとして公開されている。

    Mayaa 1.0.0-beta1における主な変更点は次のとおり。なお、Mayaaでは、サブプロジェクトとして、JavaServer Facesを使うための拡張機能であるMayaa Facesの開発も進められている。

    • HTMLのid, XHTMLのidにおいてバインディングを使わない設定ができるように変更
    • beforeRender, afterRenderのブレース整合性チェックを強化
    • テンプレートを全ファイルシステム上の指定パスから探せる設定を追加。org.seasar.mayaa.source.PageSourceFactoryにabsolutePathというパラメータを設定した場にその値はファイルシステムのパスとして扱われる
    • Mayaaエンジン設定ファイルのパラメータに${ }で囲んだシステムプロパティを扱う機能を追加
    • スクリプトのコメント内に閉じブレース (}) を書くと整合性エラーになっていた問題を修正
    • テンプレートを探すパスの設定が正常に動作しない問題を修正
    • mayaaファイルでredirectした場合、responseを一度flushしないと例外が発生していた問題を修正

    Mayaa(Maya)は独立行政法人情報処理推進機構が主催する2005年度上期未踏ソフトウェア創造事業に採択されたプロジェクト。採択金額は1千5百万円。期間は2005年6月から2006年2月の期間。Maya自身の開発は2004年11月には開始されており、採択時にはすでにある程度の成果物になっていた。しかし、重要な技術であり、今後も継続的に開発する必要があることから、未踏ソフトウェア創造事業への応募し、採択された。

    MayaaやThe Seasar Projectで取り組んでいる技術は、ほかにもいくつも存在する。それぞれ目的も特徴もまちまちだが、とくにThe Seasar Projectの成果物のアドバンテージのひとつに日本語で情報を得られることがある。国外で取り組まれているプロジェクトが多いなか、国内発のプロジェクトで、日本語の情報が豊富にあることは大きなアドバンテージだといえる。Mayaa(まや)という名称は、沖縄の言葉で猫を意味する。まやの語源は中国語のMao(マオ、猫)とされている。沖縄ではイリオモテヤマネコのことをヤママヤとも呼ぶという。

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