正式リリースまであとわずか - Groovy JSR 04 公開

後藤大地  [2005/11/25]

The Codehaus, the Groovy Project teamは22日(現地時間)、Groovyの最新版となるGroovy JSR 04を公開したことを発表した。Groovy JSR 04はGroovy 1.0へ向けたマイルストーンリリース。本来はGroovy JSR 03がリリースされたあとにGroovy 1.0が公開される予定だったが、24日/25日にパリで開催される「Groovy / JSR-241 meeting」に合わせてあらたにGroovy JSR 04マイルストーンバージョンがリリースされることになった。

Groovy JSR 04では、これまで問題になっていたコンパイル関連のバグが修正されている。Groovyではこれまで、スクリプト依存において循環リファレンスをもっているクラスを正しくコンパイルすることができなかった。さらに、特定のインナークラスを正しく処理できない問題もあった。Groovy JSR 04ではこうした問題が修正されている。

Groovy JSR 04では起動スクリプトにも改善が施されている。クォートされたメソッド名が扱えるようになったほか、ネームスペースのサポートも改善されている。そのほか、依存しているAPIのアップデートが行われ、ほかにも多くの改善や仕様への準拠性の向上、バグの修正などが行われている。

GroovyはJavaで実装されたスクリプト言語。JSR-241として標準化が進められている。GroovyはRubyやPythonのようにスクリプト言語だが、Java APIをベースにしたスクリプト言語で、Javaの文法やライブラリをそのまま引き継いでいる点がほかのスクリプト言語とは異なっている。

Java SE 6.0 MustangではJavaライブラリも使用できるJavaScriptの実装であるRhinoが取り込まれる予定になっている。Groovyがとりこまれる予定はいまのところ上がっていないが、すでにJSR-241として策定が進んでいること、今後エンタープライズシステムにおいてはJavaでもスクリプトの採用が進むとみられていることなどから、Groovyにも注目があつまっている。エンタープライズシステムでは、スクリプトを使ってシステムの動的特性を実現しようとするアプローチが広がりつつある。

なおGroovy JSR 04は、BSD Licenseにいくつかの条項を追加したライセンスのもとオープンソースソフトウェアとして提供されている。

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