洗う前に飲む! - LG電子が洗濯バーをパリにオープン

    佐々木朋美  [2005/11/19]

    フランスはパリの中心街に、お酒を楽しみながら洗濯できる「洗濯バー」が、2カ月限定でオープンした。仕掛けたのは、韓国の家電メーカー・LG電子だ。

    LG Wash Bar内。2カ月後には通常のバーに戻ってしまうという

    LG電子によると、12日(現地時間)にオープンした洗濯バー「LG Wash Bar」は、流行に敏感な若者たちが集うパリ11区のOberkampf街に位置している。赤がポイントのお洒落な空間で音楽やお酒を楽しみながら、LG電子製品での洗濯もできるようになっているのが最大の特徴だ。

    総面積150平方メートル(約91畳)のバー内には、LG電子のドラム洗濯機9台と乾燥機3台が設置されているという。洗濯はバーで飲み物を注文した人であれば誰でも無料で利用することが可能だ。もちろん洗剤も無料提供されている。

    さらに同バー内の40平方メートル(約24畳)の一角には、PDPテレビやLCDテレビ、ホームシアターなどの最新モデルが展示されているショールームがあり、映像を見たり音楽を聴いたりしながらLG電子製品の性能を直接触れて確かめられるようになっている。またこれら製品群の説明員も1名常駐しているので、製品について具体的な説明を聞くことが可能とされている。

    LG Wash Barは、以前にもバーだった場所をLG電子が内・外装ともにリフォームしたものだ。洗濯バーによるマーケティングに力を入れているLG電子では、オープン当日に地元記者、放送界、芸能界などから120人以上のゲストを招待した大々的なイベントを開催。「オープン以降、地元の放送局から多くの問い合わせが来るなど人気を呼んでいる」(LG電子)という。

    また同社では洗濯バーで流通業者を対象とした相談会を開くなど、ビジネスのための空間としても活用していく考えだ。相談会といえば机をはさんで向かい合う公式の場というイメージが濃いが、このような型にはまらない新しい感覚での相談会を開くことで、LG製品のイメージを周辺の雰囲気とともに効果的に伝えることができるほか、肯定的な反応を得られると同社では見込んでいる。

    同社では、10年以内に主要消費者になると見込まれる20~30代の若い層に、LG電子の製品を実際に体験してもらうと同時に、バーの中での洗濯を「楽しむ」ことで「洗濯も娯楽となりうる」というコンセプトを全面に出し、若々しく革新的なイメージを消費者に植えつけたいとしている。

    こうしたLG電子による実験的なマーケティングは、洗濯バーに始まったことではない。同社では以前、パリ市内の有名デパートのショウウィンドウを活用した「MAN MAKES WOMAN FREE」キャンペーンを実施したことがあるという。同キャンペーンでショウウィンドウ内に展示されたのは実際の人間だ。男性が掃除や洗濯をして働き、その脇で女性がテレビや雑誌を見てくつろぐという演技を通じて、LG電子の家電製品が、フランスにおいて普段家事をしない傾向の強い男性でも簡単に利用できる製品であることをアピールした。

    LG Wash Barのオープン時間は、月~金曜日が夕方16時~深夜2時まで、土・日曜日が正午12時から深夜2時までとなっている。2カ月以内にパリへ行く予定のある人は、立ち寄ってみるのも楽しいかもしれない。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン