W3C、XSLT 2.0/XPath 2.0/XQuery 1.0などの勧告候補公開

World Wide Web Consortium(W3C)は3日(米国時間)、XSLT 2.0、XPath 2.0、XQuery 1.0などを含む8つのXML関連仕様を"Candidate Recommendations"(勧告候補)として公開した。どの仕様もエンタープライズITインフラストラクチャにとって重要な標準となるもので、WebサービスやSOAなどの疎結合・サービス指向システムの実現に重要なものだ。

8つの仕様はそれぞれ以下のとおり。

特にXSLT 2.0とXQuery 1.0は次世代のITインフラストラクチャにとって重要だ。

XSLTはXMLドキュメントを別の形式のXMLドキュメントに変換するもの。1つのデータソースに複数のスタイルシートを指定することで、PCのウェブブラウザ向けXSLや携帯機器用のXSL、印刷用のXSLといった複数フォーマットのコンテンツを出力する、といったことができる。

XSLT 2.0では1.0からノードのグループ化(xsl:for-each-group)、ユーザによる関数定義(xsl:function)、単一のスタイルシートによる複数ドキュメントの出力、XHTMLへのシリアライゼーションサポートといった機能が新たに加えられ、開発者の記述量を低減させている。また、XPathのバージョンが2.0となることでXML Schema互換性が向上、データの強い型付けが可能となる。これによりXSLTで作成されたドキュメントが強い型付けをもつXML Schemaに即することが保証されるようになる。

XQueryは非構造化データであるXMLに対して、構造化データであるRDB(Relational Database)におけるSQLと同等の機能を持つデータ検索インタフェースを与えようというもの。そのサブセットであるXPath 2.0の拡張やFLWR(FOR-LET-WHERE-RETURN)式が実現されたことで、SQLにおけるクエリのネストやテーブルのJOINに相当する、複雑な検索やXMLドキュメントの結合を行うことができる。

XSLT 2.0とXQuery、双方とも分散したシステム間でデータを統合的に扱う上で重要な技術だ。Javaの標準を策定するJCPではXQuery API for Java (XQJ)をJSR 225として策定を進めており、ISOによりSQLに統合される形での標準化も進んでいる。

すでに1.0で実績を築いているXSLT 2.0はもちろん、XQueryもまた業界の注目を浴びるテクノロジ。データウェアハウスにおけるデータ分析やEAI、SOAといったシステムの低コストな実現に大きく貢献することが期待されている。

XQueryにはすでに多くの実装系が存在し、代表的な製品としてはApple ComputerのSherlock、BEA SystemsのBEA AquaLogic Data Services Platform、IBMのDB2 Content Manager、MicrosoftのSQL Server 2005、OracleのOracle Database 10g Release 2、SleepycatのBerkeley DB XML 2.0などを挙げることができる。オープンソースの実装も多く存在し、Mono Project による実装やGNUのQexo、SAXON、eXistなどが存在する。

今回のCandidate RecommendationsによりW3Cではこうした実装事例と実装試験の報告を期待しているとしている。



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