BEA、KodoのSolarMetricを買収 - WebLogicでJDOを提供、パーシステンス強化

  [2005/11/04]

米BEA Systemsは3日(現地時間)、SolarMetricの買収を発表した。SolarMetricはKodoと呼ばれるパーシステンスエンジンで知られており、BEAでは今回の買収によってJava EE 5時代のパーシステンスソリューションの強化をねらう。

Java EE 5では簡略化されたEJB(Enterprise JavaBeans) 3.0の策定、Persitence APIのEJBからの独立など、パーシステンスソリューションで大きな動きがあった。パーシステンスとは、メモリに存在するオブジェクトをRelational Database(RDB)やフラットファイルなどに永続化することを指し、多くのアプリケーションに必要になる手続きのひとつだ。

特にエンタープライズJavaアプリケーションにおいてはRDBへのパーシステンスが行われることが多いが、この際にインピーダンスミスマッチと呼ばれる、JavaのオブジェクトモデルとRDBのリレーショナルモデルの違いを吸収するためのコストがかかる。このインピーダンスミスマッチの解決のためにHibernateやOracle TopLink、iBATIS、Apple Enterprise Object FrameworkなどのO/Rマッピングフレームワークがオープンソース、プロプライエタリを問わず開発されてきた。

RDB以外へのパーシステンスもサポートするJavaの包括的なパーシステンスソリューションとしてはJDO(Java Data Objects)が存在する。JDOもEJBと同様にJava Community Processで策定された標準規格。JDOはJavaのパーシステンスにおける問題を解決するものとして期待されるが、その実装系はまだ少ない。

KodoはEJB 3.0とJDOをサポートするパーシステンスソリューション。特にJDOの数少ない実装のひとつとして注目を集めていた。バイトコードエンハンスメントを利用した使いやすい実装と高速なSQLの生成で評判も高い。Java Bean以外に様々なクラスやオブジェクトをサポートすることも特徴だ。

BEAではKodo persistence engineやKodo Development Workbenchといった既存のアプリケーションを提供、サポートする。また、同社は2006年前半に予定されているBEA WebLogic Serverの次期バージョンでKodoを統合することでWebLogicのパーシステンスソリューションを強化する。

BEAでは、WebLogic Server 9.0において、Apache Beehive、Apache XMLBeans、Spring Frameworkといったオープンソース製品へのサポートを提供、オープンソースフレームワークのもとで開発されたアプリケーションをWebLogic Server 9.0上で稼働させることもサポートする。また、SOAを実現するシステムとしてAquaLogic構想を推進している。さらに9月28日はEclipseベースのツールを開発するM7を買収するなど、各方面でWebLogicおよびJava開発ソリューションの強化を図っている。

Java EE 5のパーシステンスフレームワークであるEJB 3.0においてはHibernateとOracleがその実現に大きな役割を果たしている。今回の発表中ではIBMへの対抗も言及されており、OracleやIBMのような「DBをもつJavaベンダ」に対抗できる、「パーシステンスに強いBEA」を実現したいものとかんがえられる。特にJDOへの対応は強みとなるだろう。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

    求人情報

    人気記事

    一覧

    イチオシ記事

    新着記事

    特別企画

    一覧

    転職ノウハウ

    あなたの仕事適性診断

    4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

    Heroes File ~挑戦者たち~

    働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

    はじめての転職診断

    あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

    転職Q&A

    転職に必要な情報が収集できます

    スカウト転職する

    企業からアプローチのメッセージが届きます。