マイクロソフトから個人向けホスティングサービスキャンペーン

      [2005/10/26]

    「現在、個人を対象とした値頃感のあるホスティングサービスはそのほとんどがLinuxをプラットフォームとして利用している。これまでビジネス用途が中心だったWindowsにも安価なメニューを作り、ユーザがLinuxとWindowsから選択できるようにしたい」。マイクロソフト執行役デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 鈴木協一郎氏はこのように語り、Windowsを利用したホスティングサービス普及への強い希望を述べた。

    25日、マイクロソフトはホスティングサービス市場に向けた新しいキャンペーン「スタート・マイ・ドメイン」を発表した。11月1日より開始され、ホスティング事業者5社の協力によるキャンペーンとなる。新規ドメイン取得が無料・月額1,000円以下(※)・Windowsプラットフォームの利用、の3つが主な特徴。

    ※: 一年間利用した場合の月額換算費用

    鈴木氏は日本のホスティング市場におけるWindowsプラットフォームの利用が欧米に比べて進んでいないとする。同社はすでにExchange Serverなどを使ったエンタープライズでのホスティング市場施策を行っているが、今回のキャンペーンはWindowsプラットフォームの利用を個人向けホスティングサービスで拡大しようという取り組みだ。まずは独自ドメインの利用などに関心のあるITリテラシーの高いユーザへの訴求を展開する。

    マイクロソフトは需要喚起のキャンペーンを展開し、自身でホスティングは行わない。実際にホスティングサービスを提供するのは次の5社となる。

    それぞれのサービスで初年度月額平均が1,000円以下を実現している。これはマイクロソフトが2002年から提供しているホスティング業者向けのライセンス体系が寄与している。このライセンスはユーザ単位・月単位での課金となり、コスト削減を実現するというものだ。

    また、Linux/Unixプラットフォームを利用したサービスとの最大の差別化要因が、ユーザが日常的に使い、なじんでいるWindowsとの使用感の近さだ。今回提供されるサービスのうち多くでDotNetNuke・Community Server・SiteBuilderが提供され、動的なサイトの構築・管理、ブログ・フォトギャラリーなどのウェブアプリケーション作成・サイトの発行などがウィザード形式のインタフェースにより実現されている。Linux/UnixプラットフォームにおいてもXOOPSやZOPEといった同様のアプリケーションが存在するが、これらよりもWindowsとの親和性を高いレベルで実現、Windowsユーザにとっての使いやすさを重視した。

    現在、国内のユーザ、特にエンドユーザの多くが静的なHTMLを使ったウェブサイトかブログなど、限られた手段による情報の発信のみを行っている。マイクロソフトらは今回のキャンペーンで独自ドメインやASP.NETの使用など、ユーザに対して幅広い機能を提供、ユーザの自由で手軽な情報発信をWindowsプラットフォームの利点としてアピールする。

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