SCE KoreaとKTFが提携、来年初旬からPSPで音楽配信サービスを開始

 

Sony Computer Entertainment Korea(以下、SCEK)は、PSP(PlayStation Portable)の販売およびコンテンツ提供に関して携帯電話キャリアのKTFと提携を行ったと発表した。これによりPSPで音楽配信が開始されるなど新サービスも登場することとなる。

PSPで来年から音楽配信サービスを提供

今回の提携に関してKTFのマーケティング部門長Pyo Hyunmung氏は「今回の提携は、顧客により新しく楽しいサービスを提供することを目的としたKTFの経営方針『グッドタイム経営』の一環となる」と語り、SCEK代表理事のYun Yeoeul氏は「KTFと共同で、これまでになかった、まったく新しいモバイルエンターテインメントのライフスタイルを作っていくつもりだ」と語っている。

これらの言葉に象徴されるように、両社ではサービスおよびユーザの拡大を大きな目標として据えている。契約に従い、まずは11月からKTFの代理店でPSPの販売が開始されることになっている。また若者を中心に人気を集めている歌手Seo Taijiをキャラクター化して制作したプラスティック人形「Taiji Brick」を含む、PSPの特別セット「Seo Taiji PSPパッケージ」の限定販売を行うことも決定している。

さらに来年初旬からKTFによる音楽配信サービス「Dosirak」の提供も開始する。PSPでDosirakサービスを楽しみたい人は、まずはKTの公衆無線LANサービス「Nespot」の会員となった後、さらにDosirakの会員になる必要がある。ちなみに携帯電話キャリアまで変更する必要はないので、SK TelecomやLG Telecomのユーザーでも、PSP用Dosirak会員にさえなれば誰でも音楽配信を楽しめる。ダウンロードした音楽は、Memory Stick Duoに保存しPSPをMP3プレイヤーのように利用して聴くことができる。

PSPによるDosirakサービス提供開始直後には、KTFの代理店でPSPを購入したユーザーに、Dosirakの6カ月無料使用権を贈るキャンペーンを計画している。通常のDosirakにはないPSP用Dosirakだけのサービスの詳細や利用料金などは、現在両社で協議および開発中だという。

DosirakはKTFによる音楽配信サービスで、国内外の音楽のストリーミングやダウンロードや携帯電話の着信メロディのダウンロードといったサービスを提供している。KTFのDosirak対応携帯電話か、Dosirak対応MP3プレーヤを通じてダウンロードした音楽を聴くことが可能だ。ストリーミングを45秒限定で聴ける無料サービスもあるが、フルストリーミングやダウンロードを行うには有料で、利用料は、最初の1カ月は5,000ウォン(約500円)、2カ月目以降は4,500ウォン(約450円)でサービスが使い放題、ストリーミングのみでは1カ月に3,000ウォン(約300円)で聴き放題となる。

エンターテインメント・コンテンツの充実を狙うKTF

KTFの広報担当者は「(今回の提携の背景には)今後、Sonyのエンターテインメントコンテンツを積極活用し、共同事業を継続的に行いながら事業の多角化に乗り出したいという狙いがある。そのためにまずは私たちが持ち合わせている流通網(代理店)を通じてPSPを販売することから始め、次第に事業範囲を拡大していきたい」と語っている。

単にDosirakの新規チャンネル開拓だけでなく、コンテンツ市場にも積極進出していきたいというのが、KTFが抱く大きな目標のひとつだ。KTFは韓国最大手の通信会社であるKTの子会社だが、そのKTは政府が推進しているホームネットワーク事業の推進事業者として選定されていることから、自社のブロードバンドおよび無線網を利用して提供するコンテンツの確保に熱心だ。

KTが抱くホームネットワーク構想は、携帯電話キャリアのKTF、ポータルサイトの「Paran」を運営するKTHなど関連会社を動員し、さまざまなデバイスがいつでもネットワークにつながることで、自宅の制御やエンターテインメント・コンテンツの提供など統合的なサービスを行うといった壮大なものだ。そのため今年だけでも映画制作会社であるSidus FNHの買収や、教育専門のケーブルテレビ放送局EBSとeラーニングコンテンツの提供で提携をするなど、すぐれたコンテンツ確保のための積極的な動きを見せている。

公衆無線LANサービスを当初から利用できた韓国版PSP

PSPが韓国で販売開始されたのは、今年5月となる。韓国版PSPは当初から、通信会社であるKTの公衆無線LANサービス「Nespot」に対応していたということで話題を集めていた。Nespotは、KTによるWebサイトによると現在全国1万3,000カ所にアクセスポイントが設置されている。最近では韓国内に137カ所(うち5カ所は10月以内にオープン予定)あるStarbucks Coffeeとも提携するなど、次々と対応地域を増やしている。PSPでのNespotの利用料は1カ月5,000ウォン(約500円)だ。

PSPでNespotへ接続するには、ネットワークユーティリティUMDディスクを利用する必要がある。オンラインになると「Nespot ONLINE」というWebページが現れ、そこからKTが用意しているWebページ「NESPOT」か、SCEKが用意しているWebページ「PSP Club」へと分かれていくこととなる。

これらのWebページでは最新ゲームの情報からミュージックビデオ、電子ブック、漫画、数学などの講義映像まで、あらゆるコンテンツが提供されている。また9月からは、ポータルサイト「Daum」のPSP版Webページ「PSP Daum」のサービスも開始された。ここでは同好会サービスの「Daum Cafe」や、Webメールサービスの「Daum Mail」など、インターネットでもお馴染みのサービスが展開されている。

音楽ストリーミングは現在でも、PSP Daum内などで提供されているが、ダウンロードや着信メロディなども可能なDosirakが追加されることで、コンテンツのさらなる強化が見込まれる。

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