Ruby on Rails RC2 - 待望のリリース1.0まであと少し

    後藤大地  [2005/10/21]

    Ruby on Rails version 1.0の公開が間近にせまっている。現在、待望のRuby on Rails version 1.0の公開へ向け、Ruby on Rails version 1.0: The Release Candidate 2が公開されている状況。Release Candidate 2において、すでにRuby on Rails version 0.13.1と比べて300に登るバグの修正、機能の拡張、新しい機能の追加などが行われているという。なおThe Release Candidate 2は、従来0.14.1として配布されたものと同様。

    Ruby on RailsはRubyで作成されたWebアプリケーションフレームワーク。JavaのWebアプリケーションフレームワークと違い、用意されたコマンドを実行することで処理に必要になるスクリプトを自動生成するという特徴がある。自動生成したスクリプトや設定ファイルに編集を加えるなどして使用する。多くのJava WebアプリケーションフレームワークがXML設定ファイルをフレームワークの重要な一部分と捉えていることとは対照的に、Ruby on RailsではほとんどXMLファイルを使わない。

    JavaのWebアプリケーションフレームワークは、Java言語の特徴からフレームワークと実装の分離が進んでおり、複数名における開発プロジェクトにおいて重要なツールになるとみられている。スクリプト系の言語ではそうしたスタイルがあまり普及していないが、Ruby on Railsはスクリプト的な発想に基づいて作成されたWebアプリケーションフレームワークで、開発者に高い評価を得ている。手軽で強力なフレームワークであり、今後も重要なWebアプリケーションフレームワークとして注目されるだろう。

    Ruby on RailsはRuby on Rails version 1.0: The Release Candidate 2を2週間近く公開したのち、報告をもとにバグ修正をおこない、後にThe Release Candidate 3を公開する予定。詳しい今後の予定は明らかではないが、Release Candidateを繰り返し、バグ出しや安定性がある程度に達したらRuby on Rails version 1.0を公開するとみられる。

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