SpringのXML設定ファイルを簡素化 - XBeanで

JavaはエンタープライズやWebアプリケーションを構築する上では欠かすことのできないキーテクノロジーとして認識されている。重要な点はいくつもあるが、エンタープライズなどでの利用において技術的にJavaの人気を支えているのがWebアプリケーションフレームワークである。

これまで、Java Webアプリケーションを構築するためのフレームワークとしてはStrutsがデファクトスタンダードとして扱われてきたが、高度化および複雑化するWebアプリケーションに対してStrutsでは不十分になりつつあることが指摘されている。

Strutsに代わる次世代のWebアプリケーションフレームワークは群雄割拠の状態にあり、これといった決定版は存在していない。状況に応じて適したものを選択したり、複数のフレームワークを組み合わせて採用するというのが現状だ。

SpringはそうしたWebアプリケーションフレームワークのなかでも人気があるもののひとつ。最近、"Spring in Action"(Craig Walls and Ryan Breidenbach, Manning Publications, 2005, ISBN 1932394354)の作者のひとりとして知られるCraig Walls氏は、自身のブログにおいて"Spring Simplified with XBean"という記事を公開した。同氏はSpringフレームワークが抱えているXML設定ファイルに関する問題に触れ、XBeanを使ってその問題の解決とする手順を説明している。

設定ファイルの複雑化はSpringに限らず問題として指摘される。JavaをつかったWebアプリケーションフレームワークで特に問題になることが多い。フレームワークの振る舞いや、コンポーネントの関連、コンポーネントの振る舞いや状態遷移などを、ソースコードからXMLファイルに分離したことでコンポーネントの再利用は行いやすくなったが、XMLファイルそのものが冗長で膨れ上がりやすく扱いにくいものになっている。

Craig Walls氏が公開した記事は、こうした問題に対するひとつのアプローチといえる。XML設定ファイルが複雑化した上に巨大化する問題はそれぞれのプロジェクトで指摘されており、そうした問題を回避することを目的とした軽量でシンプルなWebアプリケーションフレームワークも存在する。

今後どのようなWebアプリケーションフレームワークがデファクトスタンダードになるのか、現在ではまだわらかい状況だが、同氏が公開した手法は、現在主流になりつつあるフレームワークで実際に使用できる実用的な手法のひとつといえるだろう。



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