マクロメディア、Macromedia Studio 8 日本語版発表

    石川ひさよし  [2005/10/14]

    マクロメディアは、Webオーサリングソフトウェアパッケージ「Macromedia Studio 8 日本語版」を発表した。通常のWebサイトから、家電機器のGUI、携帯電話向けのインタラクティブページなど、多彩なWebデザイン・開発・管理が可能だ。オンライン販売・店頭販売はすでに開始されていて、価格は126,000円(アップグレード版は50,400円)。

    Studio 8は、Webサイト・Webアプリケーション構築ソフト「Dreamweaver 8」、Flashコンテンツ制作ソフト「Flash Professional 8」、Webグラフィックス制作ソフト「Fireworks 8」に加え、Webパブリッシングソフト「Contribute 3」、印刷可能ファイルをFlash・PDF形式に変換する「FlashPaper 2」によって構成される。なお、「Macromedia Studio MX2004」では「FreeHand」が同梱されていたが、今回は実際の制作現場でのニーズとプロセスをくみ取った上でのフロー改善として、Contribute 3、FlashPaper 2に置き換えられている。

    製品名 通常版 アップグレード版
    Studio 8 126000円 50400円
    Flash Professional 8 88200円 39900円
    Dreamweaver 8 50400円 25200円
    Fireworks 8 37800円 18900円
    Contribute 3 18900円 10500円
    FlashPaper 2 Contribute 3に同梱 なし
    FlashBasic 8 26250円 なし

    製品の発売に合わせて開かれた製品発表会では、まず各製品の説明に先立ち、マクロメディア代表取締役社長の大沢幸弘氏、そして米MacromediaのVice President of Product Management and Product Marketing, MX ToolsであるJim Guerard氏が挨拶に立ったが、両氏ともにStudio 8開発のため、ユーザーの要望をくみ取り、キーカスタマーとの対話でニーズ・プロセスを理解したうえで、これまで出来なかった事を出来るように、より早く簡単に使えるようにしたことで、さらなる生産性の向上が可能になったとのコメントをしている。

    大沢幸弘氏「ユーザーの声をできるだけ盛り込んだ」

    Jim Guerard氏「カスタマーとの対話によりStudio 8が完成した」

    Jim Guerard氏はまた、MacromediaがAdobeに買収された件について「とてもエキサイティングだ」と前向きな発言をしていた。同氏は、「出版印刷」「イメージングビデオ」「Web」「モバイル」の4つの媒体に向けたソフトウェアを、今後は1社で提供できるようになるだろうと説明する。ただし、現時点ではまだ買収プロセスが進行中の段階であり、将来のラインアップを含め今後の展開についての具体的な発言は避けた。だが、今回の新製品Studio 8については、Adobeのビデオ編集製品やCreative Suiteなどとも連携出来る点が強調された。

    コアとなるFlash技術もバージョン8に進化

    Adobe製品との連携も目玉

    Flash Professional 8は、新たなグラフィックフィルタやブレンドモードを追加、テキストツールの強化、On2 VP6コーデックのサポートなどが行われているほか、再生パフォーマンスの強化など、Flash Player 8に合わせた強化が行われている。また、同社が特に重要視しているという携帯電話用コンテンツの制作・デバッキング用に携帯端末と同等のFlash Lite 1.1エミュレータを搭載。キャリアごと、機種ごとに実際の動作を検証することが可能だ。

    Flash Professional 8

    携帯電話でのデザイン・動作確認を行えるFlashLite 1.1エミュレータ

    ビデオ取り込みと新しくサポートされたOn2 VP6コーデック

    Flash Basic 8は、Flashアニメーション制作向けのパッケージとして基本となる機能を凝縮した入門パッケージとなる。これまでの同社Flash製品のなかでも最も価格を抑えたパッケージでもある。

    Flash Professional 8とFlash Basic 8の違い

    Dreamweaver 8は、CSSやXMLを用いたWeb制作において、複雑な記述をより簡単・単純に視覚化できる機能が追加された。ズームやガイド、GUIレイアウトなど主にユーザビリティの向上に関する機能が多く盛り込まれ、JISのアクセシビリティガイドラインにもとづいて対応状況が確認できる機能も搭載されている。

    Dreamweaver 8

    アクセシビリティのチェックも可能となった

    Fireworks 8は、表現力の強化として26のブレンドモードが追加されたほか、Flash Professional 8やDreamweaver 8との親和性を強化。Dreamweaver 8とも連携できるポップアップメニューでのCSSファイル書き出し機能やバッチ処理など、作業の効率アップが図られている。

    Fireworks 8

    バッチ処理により作業効率もアップ

    なお、今回の製品から、アップグレードポリシーに変更が行われている。Studio 8へのアップグレード関しては、Studio、Flash、Dreamweaver、Fireworks、FreeHandの全ての旧バージョンから共通となり、Flash Professional 8はFlashの全ての旧バージョンから、Dreamweaver 8はDreamweaver、UltraDeveloper、ColdFusion Studio、JRun Studioの全ての旧バージョンから、Fireworks 8に関してはFireworksの全ての旧バージョンから、といったように変更され、アップグレードがシンプルになっている。

    Studio 8から適用されるアップグレードポリシー

    同社は製品の発売に合わせ、Studio 8の新機能を24時間いつでも無償で受講できるオンラインセミナー、およびプロモーションサイトをオープンさせた。また、10月13日~15日にわたり、六本木ヒルズ 多目的スペース「umu」にて、クリエイターを招いた体感イベント「STUDIO 8 セレブフェスタ」(入場料無料)を開催する。

    同社主催のSTUDIO 8 セレブフェスタ

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