補聴器と携帯電話、Bluetoothで「ELI」がスマート接続

    湯木進悟  [2005/10/11]

    米Starkey Laboratoriesは、米National Cellular(NCI)と提携して、補聴器と携帯電話をBluetooth接続するサポート機器「ELI(Ear Level Instrument)」の販売を広く進めていく方針を明らかにした。

    ELI

    耳かけ式補聴器のDAIコネクタに接続したELI

    実際に耳に装着したスタイル

    ネックストラップ式の専用コネクタに接続したELI

    ELIを装着すると、まるで補聴器を、ハンズフリーイヤホンマイクのように使用できるとされており、基本的にBluetooth対応の携帯電話であれば、どのモデルの携帯電話ともスムーズに接続可能であるという。ELIは、耳かけ式(BTE: Behind-The-Ear)補聴器に備わる、ユーロプラグ標準の「Direct Audio Input(DAI)」コネクタに接続するスタイルで、左右どちらの補聴器にも装着できるようだ。使用している補聴器が耳かけ式ではなかったり、DAIコネクタが備わっていなかったりしても、テレコイル式の補聴器であれば、ネックストラップ式の専用コネクタによる接続スタイルが可能とされている。

    Bluetooth接続が確立されると、携帯電話にコールが入った時、着信音は補聴器からダイレクトに聞こえてくるという。ユーザーは、ELIのボタンを押して通話を受けることができ、携帯電話からのデジタル音声信号は、ELIがアナログ変換を行って、通話相手の話は補聴器の自然な音量調整で聞こえるようになっているという。また、ELIのマイクに話すと、キャッチされたユーザーのアナログ音声はデジタル変換されて、携帯電話から通話相手へとデジタル音声信号が送信される仕組みになっているようだ。

    ELIには専用の内蔵バッテリが装備されているため、補聴器のバッテリを消耗することはないという。ELIのフル充電時で、連続通話は約2.5時間、連続待受は約140時間とされている。さらに、携帯電話以外でも、Bluetooth対応のMP3プレイヤーなどと接続して、音声を受けることが可能になっているという。

    Starkey LaboratoriesのJerry Ruzicka社長は「ELIによって、補聴器を使っている人にも、より自由に携帯電話でコミュニケーションを進める環境が整えられる。ELIは、携帯電話とケーブル接続を行う必要がないため、(補聴器を使用していても)ストレスフリーで通話できる」とコメントした。

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