韓国Samsung電子とBang & Olufsenによる、革新的でシンプルな携帯電話が初公開

 

Samsung電子と、デンマークのオーディオメーカであるBang & Olufsen(以下、B&O)は、両社が共同で開発したという携帯電話を初公開した。

「Serene」と名付けられたこの携帯電話は、簡便性、使いやすさ、そして電話の基本機能であるコミュニケーションの3点にこだわって開発が行われた。そのため機能は大変シンプルであるほか、名前も「Serene」という呼び名のみで、たとえば「SCH-V670」といったアルファベットと数字を組み合わせた型番も持たせなかった。大きさは70(H)×65(W)×24(D)mm、重さは110(g)と比較的コンパクトな方だといえる。

B&Oが得意とする、革新的で高級感のあるデザインも大きな特徴だ。台形に近い折りたたみスタイルの本体を開くと、画面が下部、キーボードが上部に配置されており、通常の携帯電話とは上下が逆になっている。またキーボードはリング状に配列されており、それに取り囲まれた中央部は、メニューの選択や決定、電話の受け/切りなどを行うホイールスタイルの操作部となっている。

これに対しSamsung電子では「LCD画面が下にあってキーパッドが円形に配置されたら、これまでよりさらに便利ではないかとのユーザの意見を反映した」とし「以前利用されていたダイヤル式の電話が連想される円形キーパッドから古典美を見てとることができる」と説明している。

シンプルさを強調する同製品では、搭載すればするほど操作が複雑になるさまざまな機能を排除し、SMSなどのメッセージなど基本機能のほかはVGA級のカメラやBluetoothなど最小限の機能のみに絞られている。LCDは2.1インチのTFT LCDで、読み書きがしやすいよう大きく広めに取ってある。

周辺機器としては、アルミニウム製の充電器兼用ドッキングステーションが付属している。ここにSereneを置くことで同製品をノートパソコンのように固定して利用できるようになっている。こうするとキーパッドは下、画面は上と、Sereneにとっては上下逆の状態となってしまうが、画面の表示を180度回転する「テーブルモード」機能を備えているので、表示が逆になることはない。

さらにB&O特製の「DECT」ドッキングステーションを利用すれば、Sereneに内蔵された電話帳と、同社によるコードレス電話とを連携させることができるようにもなる。

Sereneは、ヨーロッパ諸国やロシア、ウクライナなど19カ国で今年第4四半期中に、B&Oの直売店や、Samsung電子のハイエンドな高級製品を取り扱う直営店で販売が開始される予定だ。価格は、B&OのDECTドッキングステーション対応のコードレス電話とセットの場合は約1100ユーロ(約15万円)、それらを含まない場合は約1000ユーロ(約13万7000円)程度になる見込みだ。

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