Apache Tomcat、Jakarta projectを卒業へ - 次なるJakartaの目玉は?

    後藤大地  [2005/09/26]

    The Apache Tomcat teamは23日(米国時間)、Apache Tomcatの最新版となるApache Tomcat 5.5.12-alphaを公開した。本リリースにはバグフィックスの他、もうすぐ取りかかることになるServlet Specification v2.5において要求されることになるセッションアトリビュートストレージコンカレンシに関する重要な変更が含まされている。

    またこれ以外にも2つの理由から、The Apache Tomcat teamはApache Tomcat 5.5.12-alphaを重要なマイルストーンだと位置づけている。

    まず一つめの理由として、このバージョンが現在使用しているCVSリポジトリからの最後のリリースになることをあげるている。これ以降のバージョンは、現在のCVSリポジトリからではなく、SVNリポジトリから行われることになる。

    CVSは依然として多くのプロジェクトで中心的なソースコードのバージョン管理システムとして採用されているが、歴史的理由からいくつかの機能不備が指摘されてきた。これを解決するため取り組みのひとつしてSubversion(SVN)と呼ばれるシステムが開発されている。SubversionはCVSと類似性を保ちながらも作りを一新することで、CVSに対して挙げられてきたいくつもの問題を解決している。

    これを受けてThe Apache projectの多くのプロジェクトはCVSからSVNへの移行作業を進めてきた。今回のApache TomcatのSVNへの移行は、そうした他のプロジェクトに歩調を合わせた形。リポジトリの完全な移行は来週には完了するとみられている。これまで、CVSリポジトリからApache Tomcatを取得してきたユーザは注意が必要だ。以降はSVNを経由してソースコードを取得する必要がある。

    もうひとの重要な点は、このバージョンがThe Apache Jakarta projectとしての最後のリリースになるという点だ。Apache Tomcatはその重要性から、The Apache Jakarta Projectのサブプロジェクトという位置づけから、The Apache projectのトッププロジェクトへと「格上げ」される。現在The Apache Tomcat teamのURLはhttp://jakarta.apache.org/tomcat/だが、サイトの移行が完了したあとはhttp://tomcat.apache.org/を参照するように注意を促している。The Apache Jakarta projectからトップレベルプロジェクトに移行することで配布ファイル名も変更となる。

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