職場でのIM活用に、生産性が低下する可能性もあり、と指摘

湯木進悟  [2005/09/22]

米Akonix Systemsは、職場におけるIM(インスタントメッセンジャー)の私用実態などを調査した最新レポートの発表を行った。今後は携帯電話やEメールに代わって、仕事中にIMでプライベートな会話をする会社員が増えて、仕事の生産性が低下することなどへの懸念が表明されている。

同レポートは、同社が今月、米国内の120名の会社員を対象として、インターネット上で実施したアンケート調査に基づいている。調査結果によれば、仕事中にIMを用いて私的なコミュニケーションを取っていることを、大半の人が認めているという。最も多かったのは、職場のIMで私的な会話をしている時間が、1日に1~30分という回答で、全体の46%に上っている。しかしながら、1日に1~3時間もプライベートな会話に費やしているとの回答も17%とされ、IM私用の1日あたりの平均時間は61分だったという。

同社CTO(最高技術責任者)のFrancis Costello氏は「仕事中のおしゃべりといえば、以前は社内の冷水機周辺に寄り集まって行われる時代があった。それから、会社の電話を私用することに始まって、仕事中の携帯電話によるプライベートな会話へと発展し、その後は社内ネットワークを利用した私的なEメールへとスタイルが変化してきた。今回の調査では、IMを用いて、当座の仕事よりもうわさ話などに走ることが、今後の問題として指摘されている。IMは、ビジネスを進める上での優れたコミュニケーションツールとなり、受け入れられねばならないものではあるが、社内利用にふさわしい方針などを確立して、セキュアな管理体制で運用していくことも必要となる」とコメントした。

なお、同社は「Akonix Security Center」を設立して、主にIMをターゲットとしたウイルスやワームの最新情報を、リアルタイムに提供するサービスを行っているという。

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