ターボリナックス、Windows互換環境「David」を標準搭載へ

ターボリナックスは21日、フィリピンの新興ソフトウェアベンダーSpecOps Labsとの間に、Linux上でWindows用アプリケーションの実行を可能にする「David」の独占販売契約を締結したことを発表した。同社の次期デスクトップ製品に標準装備される予定。

Davidが提供するWindows互換環境は、自社開発によるプロプライエタリな技術を核とし、オープンソースモデルで開発が進められるWINEの成果物を取り入れたもの。全アプリケーションに共通のモジュール(Davidエンジン)と、アプリケーション単位で提供されるプラグイン(Davidイネーブラー)から構成され、そのうちDavidエンジンとWindowsアプリケーションのインストールを支援する管理ツールが次期ターボリナックスに収録される。

DavidではWINEの成果を取り入れているが、Win32 APIの再実装を必要最低限にとどめ、仮想マシン部分についても全方向型の機能の実装を避けるなど、Win32 APIの完全な再実装を目指すWINEとは異なる性格を持つ。なお、WINEにはジャストシステムの「一太郎 for Linux」や米CodeWeaverの「CrossOver Office」など、商用アプリケーションでの採用実績がある一方、当初WINEによるWindowsバイナリ互換環境を売り物にしたLindows(現Linspire)では、安定性などの問題から標準機能としての採用が見送られたことがある。



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