Sun Microsystemsは今年6月、サンフランシスコで行われたJavaOneにおいて、同社のアプリケーション・サーバー製品である「Java System Application Server Platform Edition(App Server PE)」をオープンソースで公開することを発表した。これによって同製品の開発はオープンソース・コミュニティに移行し、Sunの提唱するオープンソース・ライセンスであるCDDL(Common Development and Distribution License)のもとで公開されることになった。
App Server PEは次期バージョンのエンタープライズJava仕様であるJava EE 5(Java Platform Enterprise Edition, Version 5)に対応したアプリケーション・サーバ。オープンソース版の同製品は「GlassFish」と名付けられ、プロジェクトサイトはjava.netサイト内に置かれている。
現在、GlassFishのプロジェクトサイトでは、毎晩リリースされる"Nightly binary builds"、CTSテストやSQEテストが行われた結果毎週リリースされる"Promoted binary builds"、そしてある程度安定した段階でリリースされる"Milestone binary builds"という3種類の開発版バイナリが入手できるようになっている。ただし、現状ではApp Server PEの全てのソースコードが公開されているわけではなく一部はバイナリのまま提供されており、ここで入手できるのもjarによるバイナリファイルだけである。
開発版バイナリは、従来公開されていたLinux版、SunOS版、SunOS X86版、Windows版と、最近新たに加わったMac OS X(Darwin)版が公開されている。それに加え、各種ドキュメント類も徐々に充実してきた。Java EE 5自身がまだリリースされておらずGlassFishも開発途上ではあるが、セットアップはいたって簡単なので、導入を検討しているユーザは早い段階で試してみるのも悪くないだろう。
なお、ここにきてSunはJava関連技術のオープンソース化構想を拡大しており、今月はじめにはJSF(JavaServer Faces)の実装コードもCDDLの元で公開することを発表している。また8月には認証/シングルサインオン技術をオープンソース化しOpenSSO(Open Source Web Single Sign-On)プロジェクトを立ち上げている。
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