韓国Samsung電子、デンマークのオーディオメーカと高級携帯電話の開発を宣言

    佐々木朋美  [2005/09/17]

    Samsung電子は、デンマークの老舗オーディオ機器メーカーのBANG & OLUFSEN(以下、B&O)と共同で、デザイン性の高い高級携帯電話を開発すると発表した。今回共同で開発される携帯電話は、B&Oによるシンプルながらも先進的なデザインと、Samsung電子による最新の機能とをあわせ持つ、最高クラスの消費者層をターゲットとした「ブランド携帯電話」となるという。販売はヨーロッパとロシア市場にて今年の第4四半期から開始され、同地域内にある両社の直営店で限定販売が行われる予定だ。

    B&Oは今年で創立80周年を迎えるデンマークのオーディオメーカーだ。革新的で優れたデザインには定評があり、CDプレーヤーやスピーカーなどのオーディオ機器のみならず、固定電話機やイヤフォン、キーホルダーなどのアクセサリまでさまざまな製品のデザインを幅広く手がけている。

    今回の共同開発についてSamsung電子では「Samsung電子の先進技術とB&O社によるレベルの高いデザインを携帯電話に結合させることは意味が大きい。これまで存在しなかった独特な製品が登場するだろう」と述べている。

    また同社社長のLee Kitae氏による「(B&Oと共同開発する携帯電話は)消費者に、携帯電話に対する新しい認識を植えつける契機になるだろう」というコメントや、B&G CEOのTorben Ballegaard氏による「本当に独創的な携帯電話を開発するつもりだ」というコメントからも、共同開発される端末はB&Oの製品のように革新的なデザインとなることが期待される。

    B&Oとの提携を行ったSamsung電子のもっとも大きな狙いは、これまでの継続したマーケティングで浸透させてきた同社の高級イメージを、さらに深め確実にしたい点にある。これにより「Samsung」の名を「名品」携帯電話ブランドとして位置づけたい考えだ。

    Samsung電子ではこれまでにも数回にわたり、有名デザイナーやメーカーとの共同開発を行ってきており、今回はすでに6回目を数える。3月には高級スポーツカー「フェラーリ」のデザイナーであるPininfarina氏が、また5月には日本でも人気のデザイナー、ANNA SUI氏がデザインした携帯電話をそれぞれ発表しているのをはじめ、その他世界的な著名デザイナーとの共同開発による携帯電話は数多い。また5月にはドイツの自動車メーカ「Audi」との協力で、携帯電話と自動車内のスピーカーを「A2DP(Advanced Audio Distribution Profile):Bluetoothを利用し音楽データを送信する技術」で連結し、携帯電話内の音楽をカーステレオで鑑賞できるシステムの開発も行っている。

    Samsung電子の携帯電話を手にしたSamsung電子社長のLee Kitae氏(手にしている端末は、今回共同開発される端末とは関係ありません)。

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