名刺大・超軽量の携帯電話

 

韓国の携帯電話メーカ、VK Mobile(以下、VK)は、厚さ8.8mm、重さ48gという超小型・軽量の携帯電話「VK2000」を発表した。同社によるとVK2000は現在のところ世界最軽量の携帯電話だという。

正面から見たVK2000。名刺と変わらないサイズとなる

横から見たVK2000は、タバコほどの厚さ

VK2000の大きさは、49.9(W)×89.9(H)×8.8(D)mm。名刺程度の大きさと、国内メーカの中では初めてという1cmを切る厚さ、通常の携帯電話の3分の2から半分程度の重さが最大の特徴となっている。同機種は低価格帯を狙っての投入となるが、メタルキーパッドを採用した光沢のある質感とブラックカラーが、低価格という印象を与えにくくしている。

機能は、通話やメッセージなど基本機能のみに絞られており、流行のカメラやMP3といった機能は削られている。またフランスにあるVKの子会社であるVMTSが開発したベースバンドチップを内蔵し性能向上を図っているほか、コンパクトなデザインをより強調するためアンテナは本体に内蔵、画面には6万5000画素の1.5インチLCDを採用している。

VK2000はもともとGSM圏をターゲットに開発された機種であるため、まずは海外へ向けて販売される予定だ。9月中旬に中国市場へ3万台を輸出するのを皮切りに、ヨーロッパやアメリカなどへも販売網を拡大していく。価格は約100ドル程度になるという。CDMA方式を採択している韓国国内では12月に販売予定となる。

VK代表のLee Chulsang氏は「この製品はデザインと価格、すべてを重視する世界の実務派ビジネスマンたちから人気を得られるだろう。VKはこれを基盤として、現在300万台水準の年間生産量を2000万台水準まで上げていくつもりだ」と語っている。

VKは、韓国国内よりも海外でその名を知られている携帯電話メーカだ。2001年に香港市場へ進出したのをきっかけに、中国本土やヨーロッパ、東南アジア、アメリカと、世界市場において着々と販路を拡大してきた。とくに中国では多くの支持を受けており、数ヶ所に直営店を出すなど、同社にとってもっとも大きな取引市場となっている。

韓国国内へ端末供給を始めたのは2004年、SK Telecom向けに供給した端末が最初となる。その後コンスタントに端末をリリースし、昨年には日本とのローミングが可能な「VK220C」を販売した。国内ではSamsung電子やLG電子といったトップブランドとは差別化された親しみやすいイメージで、低価格帯を中心に知名度を広げてきている。

VKは昨年2月にvodafoneを通じてイギリス市場への進出を果たしたほか、最近ではアイルランドやフランスへも端末の供給契約を結ぶなど、ヨーロッパへの積極的な攻勢をかけている。また現在、MotorolaやSamsung電子が厚さ14.5mmの薄型端末を出して「スリム競争」を繰り広げている国内市場にも、VK2000で対抗していく予定だ。

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