米Pandora Mediaが音楽ディスカバリーという新タイプのストリーミングサービスを開始した。
音楽ディスカバリーとは、ユーザーが曲名やアーティスト名を入力すると、ユーザーが関心を示しそうな楽曲のプレイリストを自動的に生成してくれるサービスだ。パーソナル化できるストリーミングサービスはすでにいくつか存在するが、PandoraではMusic Genome Projectから生まれたテクニックを利用している。同プロジェクトでは30人の音楽の専門家が5年以上の歳月をかけて、1万を超えるアーティストの30万曲以上を分析。アーティストのタイプ、歌詞、メロディ、ハーモニー、リズムなど細部にわたって分類し、楽曲を関連づける独自のルールを編み出した。
試しにPandoraで「Elvis Costello」と入れてみると、エルビス・コステロ本人の曲に続いて、ベルベット・アンダーグラウンドやローリングストーンズの楽曲が並ぶ。巻き戻したり、前の曲に戻ることはできないが、次の曲へのスキップは可能。ジャケットをクリックするとメニューが現れ、「気に入った」「気に入らない」のどちらかをクリックすると、その後のプレイリストをさらに自分好みに絞り込める。再生中の曲からプレイリストを作成することも可能。またメニューから直接iTunes Music StoreまたはAmazon.comにアクセスして、再生中の楽曲を購入できる。
入力したキーワードが複数ヒットする場合は、まずアーティスト名と楽曲名のどちらかであるかが確認され、さらにいくつか候補がある場合は、それらがリストされる。たとえば「Your Song」と入れると、エルトン・ジョン、アル・ジャロー、ロッド・スチュワートなどがリストされる。
音楽ディスカバリーというサービスの成否はプレイリスト作りにある。ユーザーが好む範囲内で、しかも新しい発見につながるような楽曲を並べないと意味がない。実際に数時間使用してみた感じでは、心地よい裏切りのある楽曲が並べられた。「Cornelius」をキーワードにした場合、次々に聞いたこともないアーティストが登場するが、なんとなく最後まで聞いてしまう共通性がある。時々大きくはずす曲も出てくるが、笑って許せる範囲である。
最大100のプレイリストを作成可能。サービス料金は年間36ドルで、10時間のお試し時間が用意されている。
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