TVドラマも合法配信!? ビデオの新P2Pサービス「Veoh」が登場間近

米Veoh Networksは、新たなP2Pプロトコル「VeohNet」の発表を行った。VeohNetを利用して、標準TV並みの映像品質で、合法的なビデオコンテンツ配信サービスを立ち上げるプランが明らかにされている。

VeohNetの開発チームは、米Yahoo!に買収されるまで、米Musicmatchのオンライン音楽配信サービスの技術開発を手がけたとされるTed Dunning博士が率いていると伝えられ、VeohNetを採用するP2Pサービスは、ファイアウォールを安全に通過して利用できる特徴を備えているという。また、デジタルミレニアム著作権法(DMCA: Digital Millennium Copyright Act)を遵守した著作権保護を実現して、合法的なビデオコンテンツの配信を可能にするとされている。

同社CEOのDmitry Shapiro氏は「情報豊かでエンターテインメント性に優れた、数々の時代を先取りするようなTV番組が、世界中の何千人ものプロデューサーから生み出されてはいるものの、残念ながら、実際にTVで放映されるまでには至らない番組も少なくない。しかし、VeohNetの新システムによって、今後はプロデューサーがインターネット上で、ダイレクトにコンテンツ配信を手がけることも可能になるだろう」とコメントしている。

同社は、VeohNetを採用する新サービスのβ提供を、今月中にも開始する方針を明らかにしており、Windows/Mac OSの両プラットフォームに対応するようだ。誰でも商品を出品できるオークションの場をeBayが提供しているように、著作権を保護しつつ、自由にビデオコンテンツを配信できる場をVeohNetで提供していくことが目指されるようで、同社は新サービスを「Television 2.0」とも評して、TV放送の新たな形を追及していきたいとの抱負を示している。

Shapiro氏は、新サービスを実現する目的で「BitTorrent、eDonkey、FastTrackといったP2Pネットワーク、また、Grokster、KaZaa、MorpheusといったP2Pサービスの各担当者と、約5年間に渡る交渉を続けてきたものの、合法的なコンテンツ配信サービスを立ち上げるためには、新しいP2Pプロトコルを開発することが必要であるとの結論に達した。先ほど挙げたP2Pネットワーク/サービスとは全く異なり、VeohNetシステムでは、開発当初からコンテンツ配信側の著作権保護を主眼としている」と語った。



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