日本での発売ならず……!? Palm OS搭載ゲーム機「Zodiac」が事業打ち切り

 

米Tapwaveは、同社が開発を手がけたPalm OSを搭載する高性能ポータブルゲーム機「Zodiac」に関連する全事業の打ち切りを正式に発表した。すでに同社は、先月25日をもって一切のサポート・サービスの提供などを中止している。

米PalmのWorldwide Product Development部門で副社長を務めた経歴をもつPeng Lim氏は、2001年5月にTapwaveを創設。2003年5月には、米国カリフォルニア州で開催された「PalmSource Developer Seminar」において、米PalmSourceより「Palm OS 5」のライセンスを正式に取得したと発表。ビジネスユーザーをもターゲットに含めた本格的なポータブルゲーム機を、「Helix」のコードネームで開発していることを明らかにした。

2003年10月には、Zodiacの製品名で米国内にて販売が開始されたようで、Motorola製のi.MX1 ARM9 200MHzプロセッサを採用するCPU、ATI Technologies製のImageon W4200を採用するグラフィックスアクセラレータ、480×320ピクセル(ハーフVGA表示)の16ビットカラー液晶ディスプレイといった、ハイスペックな性能が注目を集めたという。同社は、Zodiacのキャッチフレーズに「Go, Do and Play」を掲げ、ビジネスとエンターテインメントの両面で本格的に活用できる製品として、幅広く販売を伸ばしていく方針が打ち出していたようだ。

Zodiac


しかしながら、同社は今回、これまでZodiacに関心を払い、多くの支持を与えてくれたユーザーへ感謝の意を表するメッセージとともに、Zodiac関連の事業打ち切りを発表。各販売店では、引き続きゲームカードやアクセサリなどの在庫商品が無くなるまで販売は行われるものの、同社からの正式サポート・サービスなどは一切受けられなくなることが明らかにされた。

昨年後半からは、英国、韓国、シンガポールなど、米国外でもZodiacの正式販売が開始され、日本市場を含め、さらに広い地域での発売についても数多くのリクエストがあったと伝えられただけに、残念な結末となってしまった。

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事

島津製作所、乳がんの転移診断を支援する近赤外光カメラシステムを発売
[16:00 8/29] テクノロジー
東大、リチウムイオン電池の電解液として機能する「常温溶融水和物」を発見
[15:46 8/29] テクノロジー
現在の収入に「満足」48.1% - 資産・貯蓄に「不満」は過半数
[15:43 8/29] マネー
三井住友銀行をかたるフィッシングメールに注意 - JPCERT/CC
[15:43 8/29] 企業IT
留学費用、妥当だと思う金額は?
[15:42 8/29] マネー