オープンソースのJava用GISツールキット - GeoTools 2.1.0公開

    杉山貴章  [2005/07/29]

    GeoToolsプロジェクトは22日(現地時間)、オープンソースのGISツールキットであるGeoTools 2.1.0をリリースした。GeoToolsはJava用のGISツールキットであり、OGC(Open Geospatial Consortium)によるOpenGIS仕様に基づいて実装されたライブラリを提供する。

    GeoToolsは非常に多くのデータフォーマットをサポートし、JavaでGIS関連のアプリケーションを作成したい場合には、GetToolsを利用すれば多くのデータフォーマットに容易に対応させることが可能となる。GeoToolsがサポートする地理データフォーマットは以下のとおり。なお、今回リリースされたバージョン2.1.0において新たにサポートされたものには末尾に(*)マークを付けた。

    • シェープファイル(ESRI Shapefile)
    • GML(Geography Markup Language)
    • WFS(Web Feature Server)(*)
    • PostGIS(PostgreSQLの地理オブジェクト拡張)
    • Oracle Spatial(Oracleの地理オブジェクト拡張)
    • ArcSDE(ESRI製地理データベース)
    • MySQL
    • GeoMedia(Intergraph製地理情報システム)
    • Tiger(Topologically Integrated Geographic Encoding and Referencing)
    • VPF(Vector Product Format)
    • MIF(Mapinfo Interchange Format)

    また、以下のメッシュデータフォーマットもサポートする。

    • ArcGrid(ESRI製GISツール)
    • GeoTIFF(Georeferenced Tiff Image)
    • WMS(Web Mapping Server)(*)
    • 画像データ(JPEG, GIF, PNG, TIFF)

    GISツールキットとして最も重要な点はサポートするデータフォーマットの種類となるが、GeoToolsではそれ以外の部分、例えばGUIやフィルタ、レンダラなどに関するライブラリも充実している。また、GeoToolsプロジェクトはOpenGIS仕様のインタフェースの作成を目指すGeoAPIプロジェクトとも関連しており、GeoToolsではGeoAPIで提供されるインタフェースの多くを実装している。

    なおGeoTools 2.1のリリースに伴ってGeoServer 1.3.0-RC2もリリースされた。これはJ2EE環境におけるOpenGISの実装であり、ウェブアプリケーション上でGIS関連サービスを展開するための機能を提供する。GeoToolsはLGPL、GeoServerはGPLのもとで公開されており、いずれも自由にカスタマイズして利用することができる。

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