DMP、独自開発の3Dグラフィックスチップ「ULTRAY2000」--SIGGRAPHで初公開

    Yoichi Yamashita  [2005/07/26]

    デジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は、ロサンゼルスで開催されるコンピュータグラフィックス/インタラクティブ技術のカンファレンス「SIGGRAPH 2005」の展示会(8月2日~4日)で、新製品の「ULTRAY2000」を初公開する。

    ULTRAY2000は、同社が7月21日に発表したばかりのハイエンドビジュアルプロセッサである。独自開発の「DMP Maestroテクノロジー」を実装しているのが特徴だ。これは以下の5つの機能で構成される。

    Material MaestroBRDF、SSSなど、多彩な光反射モデルの組み合わせによって高精細な描画処理を高速に実行する
    Shadow Maestro半影部分やセルフシャドウを美しく描画
    Particle Maestroガスオブジェクトレンダラによるファジーオブジェクトの高画質描画をサポートする
    Figure Maestroヘアジェネレータ、ポリゴンサブディビジョン、プリミティブ生成などをプロセッサ内部で実行する形状処理技術
    Glare Maestroグレア/フレアを描画するためのレンダリングエンジン。テクスチャ画像を使用せずに美しいフレア/グレアの描画が可能

    様々な物質に対する光の反射特性や影の生成アルゴリズムなどをモデル化、3Dグラフィックスの主要機能をハードウエアに実装することで、写実的で高精細な3Dグラフィックスの高速動作を実現した。同テクノロジーは、小コンテンツサイズ、省メモリ帯域、システムレベルでの低消費電力化にも貢献できる。そのため、科学技術可視化、デジタルプロトタイプ、航空・車両シミュレータ、さらにはアミューズメント機器や家電など、幅広い分野の3Dグラフィックス・ソリューションに対応できるという。

    ULTRAY2000は0.13μmのCMOS技術で製造され、コア周波数は200MHz、メモリ周波数は400MHz。製品出荷は2005年秋を予定している。DMPはまた、Maestroテクノロジーを組み込み市場向けに最適化したIPコアも開発しているという。

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