米Microsoftは、試験運用を行っていた正規Windowsのチェックシステム「Windows Genuine Advantage」(WGA)の正式運用を27日から開始する。海賊版のWindowsを使用しているかどうかを確認する、偽造ソフトウェア防止対策の一環として提供される。全世界で同時に提供され、偽造Windowsを知らずに購入した場合、正規版と交換するなど、新たな仕組みも導入した。対象となるOSはWindows 2000/XP。
今回からWGA 1.0として運用が開始され、試験期間中は同社のダウンロードセンターからダウンロードできるファイルの一部だけだったチェックが、Windows Update/Microsoft Update経由のWindowsの更新プログラムにまで拡大。セキュリティ更新プログラムなどの優先度の高いプログラム以外はこのチェックを行う必要がある。
ダウンロードセンターなどにアクセスし、最初に利用しようとするとWGAのライセンス確認が行われ、それ以降は特別な手順を行うことなく利用できる。また、従来は25けたのプロダクトキーを入力する必要があったが、自動チェック機能を導入したことで、プロダクトキーの入力が必要なくなる。
また、Windows XPの偽造ソフトを、海賊版とは知らずに購入していたユーザーに対しては、2種類の救済策を用意。偽造ソフトウェア購入報告書、購入証明書、海賊版CD-ROMを提出した場合は、提出書類などの適格性を判断した後、正規版を無償で提供する。偽造ソフトウェア購入報告書のみ提出した場合は、適格性を判断し、Windows XP Home Editionであれば12,375円、同Professionalであれば18,625円で提供する。
購入報告書は、正規版チェックに抵触した場合に自動的にサイトが立ち上がり、そこで必要事項を入力する形になる。基本的に無償で交換されるのは、偽造CD-ROMにホログラムが施されているような、見ただけでは本物と区別つかないような海賊版を購入したユーザーに限られるようだ。
チェックはActiveXコントロールをダウンロードし、あとは画面の指示に従うだけなので手間はかからない。チェックに際し、マイクロソフト側に個人情報は送付されないという。
正規Windowsの利用ユーザーに対しては、WGAのチェックを行った後にダウンロードできる特典ソフトウェアも用意されており、正規版を利用することのメリットを訴え、海賊版の拡大を防止することが狙いだ。正式運用開始時点では新たな特典は用意されていないが、同社では今後も何らかの特典を用意していく考え。
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