「Mathematica」がマルチコア対応、64bit環境をフルサポート

    Yoichi Yamashita  [2005/07/25]

    米Wolfram Researchは、数式処理/数値計算/データ解析の統合ソフトウェア「Mathematica」の最新版「Mathematica 5.2」をリリースした。

    Mathematica 5.2

    Mathematicaは数値計算と数式処理のエンジンに、グラフィックスシステム、プログラミング言語、ドキュメントシステムなどを統合したソフトウエアで、他のアプリケーションとの高度な接続性も実現している。応用範囲が非常に広く、学校教育から最先端の研究、さらには金融、医療、デザインなど多様な分野で使用されている。

    同社は2003年9月にリリースした「Mathematica 5.0」で、計算スピードの大幅な向上を実現。2004年11月登場の「Mathematica 5.1」では、さまざまな形式の大きなデータを扱うための新機能を追加、タスクに応じたアルゴリズムの自動選択機能を改善するなど、データ操作性を向上させた。このように大規模計算機能が強化される中、最新のバージョン5.2では、全ての64ビット・プラットフォーム対応、マルチコアCPUサポートなど追加された。またベクトルベースの処理の性能向上も図られている。

    「Mathematicaは大規模な計算やシミュレーション向けに、理想的な環境となりました」とカーネル開発部ディレクターのTom Wickham-Jones氏。「バージョン5.0からこれまで、我々は劇的な計算のスピードアップ、メモリ使用量の削減、グリッド計算の導入などを行ってきました。さらに今回の5.2では、より多くのメモリおよびCPUを活用できるようにしました」とコメントしている。

    Mathematica 5.2は、Windows (32-bit/64-bit)、Mac OS X (32-bit/64-bit)、Linux (32-bit/64-bit)、Solaris (x86-64, SPARC)、HP Tru64 Unix、HP-UX、IBM AIX、SGI IRIXなどに対応。Windows/Mac OS X/Linuxでは日本語版が用意されている。

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