半導体流通などを専門としているPowerCOMは、同社が運営するWebサイト「ICbank」にて、MP3プレーヤを組み立てることができるDIYキットの販売を開始した。
同製品には、SD/MMCカードに曲を保存するタイプである「myWave(SD type)」(以下、SD type)と、2.5および3.5インチのハードディスクに対応している「myAudio(IDE type)」(以下、IDE type)の2通りがある。製品内容は、PCB、128×64のLCD、チップセット、アクリルケースなど基本的な部品はもちろん、組み立て説明書、回路図、ファームウェアのソースコードなどだ。ただしパソコンのパラレルポートとつなぎ、ファームウェアのダウンロードおよびアップデートを可能にするAVR ISP Downloaderは別途の購入が必要となる。
SD typeとIDE typeでは、インタフェースだけでなく機能的にもやや違いがある。SD typeは、MP3ファイルをSD/MMCカードに保存する形となりスロットは1つ。キットには128MBのSDカードが付属しており、ファームウェアにはSD/MMCカードの制御関数が含まれている。一方IDE typeは、USB2.0にも対応しており、もともとSD typeにはないオーディオスペクトラムやイコライザ機能も搭載している。ただしPowerCOM担当者によると「カスタマイズさえすれば、SD typeにこれらの機能を搭載させることもできる」とのことで、製作者の腕次第ではIDE typeより多機能なSD typeを作ることも十分可能なようだ。
このように設計から組み立て、カスタマイズまで、すべての作業を1から行え、自分だけのMP3プレーヤを作れるのが同製品の最大の魅力だ。こうした特徴を活かして、たとえば今では使わなくなってしまった容量の小さなHDDを集め大容量MP3ミニコンポを作ったり、よく使う機能をボタンひとつで実行できるように作りこむなど、自分仕様のMP3プレーヤで音楽を楽しむことができる。
ところでこうした組み立てが難しいという人も当然いることだろう。そこでPowerCOMでは、難しい部分のみ組み立ててくれるサービスも提供している。どの部分までを組み立ててもらうかはユーザの希望次第で、たとえばはんだ付けのみをしてもらい、あとは自分で組み立てるといった注文も可能となっている。もちろん希望さえすれば、すべて組み立てられた完成品を購入することもできる。
価格は、SD typeが13万ウォン(約1万3000円)、IDE typeが14万ウォン(約1万4000円)での提供となる。
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