勢いづくノンブランドPC - カナダの小企業ユーザー層、デルのシェアに迫る

    湯木進悟  [2005/07/19]

    米Access Markets International-Partners(AMI-Partners)は、カナダの中小企業のIT利用事情などを調査した最新レポート「2004-2005 Canada Small/Medium Business Market Overview and Topline Assessment」の発表を行った。

    同調査結果によれば、従業員数100人未満の小企業において利用されているデスクトップPCの中で、シェアトップとなったのは、全体の30%を占める「デル」ブランドのPC。しかしながら、小企業ユーザーの27%のデスクトップPCは、大手メーカー製のPCとは異なり、いわゆる「ホワイトボックス」と呼ばれるノンブランドPCで占められているという。ノンブランドPCの低価格も大きな魅力とはなっているものの、地元のPCショップなどが販売するオリジナルブランドのPCを購入することで、地域に密着した丁寧なサポートが受けられる点も、普及の一要因となっているようだ。

    一方、カナダの中小企業(従業員数1,000人未満の企業)が、昨年中にセキュリティ関連の製品サービスなどに費やした金額は、2億7,300万USドルとなり、前年比36%増を記録したとされる。すでにカナダの中企業のうち、ウイルス対策ソフトウェアを導入している企業は9割を超えているようだ。ファイアウォールやスパム対策などの措置を講じている中企業が大半を占めたほか、VPN(Virtual Private Network)を使用している中企業も約6割に達しているという。また、小企業ユーザーの間でも、ウイルス対策、スパム対策、ファイアウォールの導入が、かなり進んでいることが明らかになったとされている。

    同レポートは、比較的小規模の企業であっても、セキュリティの向上に大きな重きが置かれていると分析。同社上級アナリストのJennifer Chu氏は「世界の他の場所と同様に、カナダ国内でも、ビジネスを安全に行うためには、徹底した対策を講じることが求められるとの強い意識が定着しようとしている」とコメントした。

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