セマンティックウェブ開発ツールキット"Sesame 1.2.1"、"Elmo 0.1.1"公開

    杉山貴章  [2005/07/15]

    The Sesame development teamは14日(現地時間)、Sesame 1.2.1を公開した。SesameはRDFやRDF Schemaを解析し使用するためのフレームワーク。RDFのクエリ処理やストアなどの処理を行うことができ、JavaアプリケーションからRDFを扱う場合に必要となる種々の機能を提供している。クエリ言語としてはSeRQL, RQL, RDQLなどに対応。ストア対象としてはメモリ、ディスク、RDBMS(PostgreSQL、MySQL、Microsoft SQL Server、Oracle Database 9i以降)などを選択することができる。

    SesameはLGPLのもとで提供されているオープンソースソフトウェアのJavaライブラリで、J2SE 1.4以降の環境で動作する。Javaライブラリとしてのみならず、Servlet/JSPコンテナにおいても動作し、管理用のインタフェースを提供する。Sesameの最初のリリースは2002年2月で、2004年3月25日にはバージョン1.0が公開されている。

    Sesameには設定ダイアログが用意され、これを使って設定を行うことができるほか、Servlet/JSPコンテナへインストールを行った場合にはウェブインタフェースを経由したリポジトリへのアクセスも可能である。

    Sesame設定ダイアログ

    また、同日The Elmo development teamはElmo 0.1.1を公開した。ElmoはSesameを使ってセマンティックウェブアプリケーションを開発するためのツールキット。Sesameと同じくGPLのもとで提供されている、オープンソースソフトウェアのJavaライブラリである。

    プログラムから解釈しやすいように、メタ情報を付加したウェブをセマンティックウェブと呼び、セマンティックウェブを実現するにはRDFに代表されるXML技術が有効だといわれている。RDFを使うことで、プログラムが理解できるようにコンテンツに意味(セマンティック)を与えるというわけだ。

    RDFはすでにニュースやウェブログの新着一覧配信であるRSSで利用されている(※)。RSS配信はセマンティックウェブ実現のひとつの姿といえるだろう。SesameやElmoはそういった用途に活用することができる。
    (※ : 厳密にいえば、RSSとRDFの関係にはあいまいな面もある)

    なお、Elmoは米国で放送されている英語学習を主な目的とした子供向け教育番組「Sesame Street」に登場する赤い色の毛むくじゃらキャラクター。Sesame Streetは世界各国で放送される人気番組で、日本でも30年以上に渡り放送されている。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン